JPモルガン証券は、10月31日付のディー・エヌ・エー（DeNA）<2432>のレーティングを「Neutral」から「UnderWeight」に引き下げた。目標株価も3250円から2850円とした。内製ゲームの収益減や営業費用の増加、海外事業のポテンシャル不足などでリスクファクターが高まっていると判断した、としている。
同証券では、DeNAの発表した第2四半期決算について、同証券の業績予想を下回ったうえ、売上高が前四半期で横ばいになり、成長モメンタムが頭打ちになってきたと指摘。これは内製ゲームの需要が一時的に低下したためだが、同証券では、内製タイトルのヒット率が低下したとみているという。
ARPUの低い「Yahoo!Mobage」に影響されている可能性があるものの、第2四半期のARPUが334.6円と前四半期比8.2％減、前年同期比10.0％減になったと試算している。また、海外ではMobageのコイン消費が第4四半期に5000万ドルに達するとDeNAは見込んでいるものの、達成は難しいと予想しているとのこと。 
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー（DeNA）
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子／代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円（2023年3月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432