ヴィレッジヴァンガード、第3四半期決算は営業損失5億9700万円と前年同期7100万円の黒字から赤字転落

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>は、4月12日、2024年5月期 第3四半期累計(23年6月~24年2月)の連結決算を発表し、売上高180億7600万円(前年同期比3.8%減)、営業損失5億9700万円(前年同期は7100万円の利益計上)、経常損失6億2000万円(同7000万円の利益計上)、最終損失6億9500万円(同2300万円の損失計上)だった。

・売上高:180億7600万円(同3.8%減)
・営業損失:5億9700万円(同7100万円の利益計上)
・経常損失:6億2000万円(同7000万円の利益計上)
・最終損失:6億9500万円(同2300万円の損失計上)

セグメント別の状況は以下のとおり。

  

■ヴィレッジヴァンガード

ヴィレッジヴァンガードは、ユーザーにお買い物を楽しむため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指している。各店舗では、書籍・SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)、アパレル等の商材を融合させ、店舗独自の「提案」を展開している。

主な業態店舗としては、「遊べる本屋」から「コト」も含め取扱分野を広げた「ヴィレッジヴァンガード」、大人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、アウトレット業態「Vintage Vanguard」等を運営している。またオンライン業態では日本国内でオンラインの書籍・SPICE及びニューメディアの販売を行っており、クリエイターやアーティストとのコラボ商品等、オリジナル性の高い商品を多数取り扱っている。

第3四半期累計の経営成績については、売上高は180億7600万円と前年同期と比べ6億5600万円の減収(3.5%減)となった。売上総利益は、売上高の減少が影響し71億9800万円と前年同期と比べ4億8400万円の減益(6.3%減)となった。また販売費及び一般管理費の削減に取り組んできたが、営業損失は5億9600万円(前年同期は7100万円の営業利益)となった。

同社グループの第3四半期末の店舗数は、直営店1店を新規出店し、直営店1店を閉鎖したことにより、直営店302店、FC店4店の合計306店となった。

 

■その他

同社グループには海外事業として海外子会社が2社あるが、比利緹卡(上海)商貿有限公司については2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDについても2017年6月末をもって店舗を閉鎖している。順次、会社清算へ向けた手続きを進めていく。

 

■2024年5月期2024年5月期の業績は、の見通し

2024年5月期2024年5月期の業績は、売上高251億2700万円(前期比0.6%減)、営業損失5億1100万円(前期は1億3000万円の利益計上)、経常損失5億2400万円(前期は1億3500万円の利益計上)、最終損失6億5300万円(前期は2800万円の利益計上)を見込む。すでに報じたように、従来予想から下方修正した(関連記事)。

・売上高:251億2700万円(前期比0.6%減)
・営業損失:5億1100万円(前期は1億3000万円の利益計上)
・経常損失:5億2400万円(前期は1億3500万円の利益計上)
・最終損失:6億5300万円(前期は2800万円の利益計上)