【ゲーム株概況(3/29)】追加の欧州構造改革を発表のセガサミーHDが大幅反発 新株予約権の行使価額を引き下げのサイバーステップは反落 enishは3日続落
3月29日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比201.37円高の4万369.44円で取引を終えた。前日の米国市場高に加え、本日の米国や欧州の主要市場が休場となることで資金が入ってきやすい状況となったことから、景気敏感株などを中心に物色が広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、セガサミーHD<6460>が大幅反発し、終値ベースで2000円台を回復した。セガサミーHDは、前日3月28日に欧州構造改革に伴い新たに56億円の売上原価、62億円の特別損失を計上することを発表したものの、一歩踏み込んだ改革が進むことへの評価から、悪材料出尽くしとみた買いが優勢となったようだ。
また、アエリア<3758>やボルテージ<3639>、サンリオ<8136>などが買われた。
サイバーエージェント<4751>は、3日ぶりに反発した。
半面、サイバーステップ<3810>が反落し、300円台を割り込んだ。サイバーステップは、前日3月28日に第39回と第40回新株予約権の行使価額を引き下げることを発表しており、調達金額が想定下回る見通しとなったことが市場から嫌気されたもよう。
前日3月28日に『ドラえもん のび太のゴーゴーライド!』を「Roblox」でリリースしたと発表したenish<3667>は材料出尽くしとみた売り物が続き3日続落した。
ほか、ワンダープラネット<4199>やKLab<3656>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460