STPR、IPを活用したVR/ARコンテンツの制作のGugenka買収…Web3.0・メタバース関連事業に参入へ

 

STPRは、2024年3月1日付で、Gugenkaの株式を取得し、GugenkaがSTPRグループに参画したことを発表した。取得株数や取得金額など詳細は開示していない。

同社は、「クリエイティビティと情熱で、世界をもっと楽しくする」というPurposeに向かって、エンターテインメントの可能性を広げるための更なる成長を目指している。その過程において、同社でサポートするクリエイターの可能性を拡張するひとつとして「XR」と「メタバース」に着目していた。

Gugenkaは、アニメやゲーム、キャラクターなどのIPを活用したVR/ARコンテンツの制作・配信を行っている。特徴としては、サンリオが主催するメタバース世界最大級のバーチャル音楽フェス「SANRIO Virtual Festival」の空間制作・演出、アニメーション、チケットの販売まで総合制作を担っている他、初音ミク公式のアミューズメントパークを再現した「MIKU LAND」を主催する等、IPを使ったXR関連のサービスを手掛けている。自社サービスとして、様々なメタバースで使える自分だけのアバターを具現化するMakeAvatar(メイクアバター)、ARで好きな場所に人気キャラクターのデジタルフィギュアを飾ることのできるHoloModels(ホロモデル)等のサービスも展開しており、マルチバースのハブとなるコンテンツを制作するXRクリエイティブスタジオとして多数実績を積み重ね、エンターテインメント業界において高い評価されている。

同社とGugenkaは、2022年6月にメタバース空間に渋谷ヒカリエのSTPRオフィスを再現し、スマホやPCのブラウザから気軽にオフィスが見学でき、ユーザー同士が交流を楽しめるようなバーチャル空間ならではの演出を楽しめるメタバース空間「STPR World」での協業プロジェクトを起点として、連携を深めてきた。

メタバース領域における事業実績に加え、XRなどの最先端のテクノロジーを研究開発していているGugenkaと、デジタル・エンターテインメント領域におけるプロデュース力を強みとするSTPRとが融合することにより、日本のIPのデジタル&グローバルにおける新市場を開拓し、「楽しい」であふれる世界の実現を推し進めていきたい、としている。

 

■Gugenka代表取締役三上昌史コメント

Gugenkaは日本の多くのIPホルダー様やクリエイター様と早くから様々なチャレンジをしてきました。その中でもデジタルフィギュア「HoloModels(ホロモデル)」は世界最大級のIP数のサービスに成長し、バーチャルイベントの来場者数は昨年、当社実績において過去最大を記録しました。スマートフォンの登場により動画配信、SNS、モバイルゲーム、電子書籍などが誕生したように、XRにより新たなエンターテインメントが誕生し始めています。

だからこそ、このタイミングでSTPRと共に新しいエンターテインメントを創る機会を得られたことに運命を感じています。

次のエンターテインメントを日本から世界に向けて誕生させるうえで、シンガポールにも拠点を置き、世界へコンテンツを届ける大きな挑戦をスタートしているSTPRは最高のパートナーといえます。STPRのエンターテインメントに対するノウハウとGugenkaの技術力を生かし、これまで以上にオープンで日本のコンテンツを世界へ発信できるサービスを具現化していきます。

シーエスレポーターズ(現Gugenka)

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