HEROZ、子会社バリオセキュア株式の減損処理…連結で8億9100万円、個別で15億0600万円の特損計上、通期予想への影響は3月8日に発表予定

HEROZ<4382>は、この日(2月2日)、連結子会社であるバリオセキュアの株式の減損処理に伴い、2024 年4月期第3四半期の連結決算において、連結決算でバリオセキュアののれんの償却による特別損失8億9100万円、個別決算で関係会社株式評価損15億0600万円の計上を見込むと発表した。なお個別決算における関係会社株式評価損は連結決算では消去されるため、連結業績に与える影響はない。

同社は、2021年9月にバリオセキュアとの資本業務提携を行い、「バリオセキュアが保有する希少なセキュリティ人材のドメインナレッジ」×「同社が保有する AI 人材」による技術専門集団ならではの継続的な新規サービス創出体制の確立を目指すため、両社で協議を継続してきた。

その後2022年9月に第三者割当増資の引き受けを行い、バリオセキュアを連結子会社とした。現在、同社が所有するバリオセキュアの普通株式の所有割合は42.8%となっている。

2024年1月31日時点のバリオセキュア株式の市場価格が取得原価と比較して50%以上下落したことに伴い、今回の決定を行った、としている。また、上記金額については、監査法人と最終協議中であり、状況の変化があったら、改めて発表した。

2024年4月通期の業績予想については、本件に加えて、2023年11月に行ったエーアイスクエアの株式取得(子会社化)の影響と合わせて現在精査中で、3月8日に予定している2024年4月期第3四半期の決算発表で公表する予定だ。

また、バリオセキュアののれんの償却は、2024年4月末におけるバリオセキュアの株価が回復した場合には、2024年4月期通期決算において戻入れを行う可能性があるが、株価が回復せず2024年4月期通期決算において一括償却をした場合においては、その後戻入れは発生しないとのこと。

HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高29億8000万円、営業利益2億5700万円、経常利益2億1600万円、最終損益5億7400万円の赤字(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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