【年頭所感】 Akamai Connected Cloud が示す明日のインターネット(アカマイ・テクノロジーズ職務執行者社長 日隈寛和氏)

謹んで初春のお慶びを申し上げます。皆様にとって2024年が実り多い1年となりますように心よりお祈り申し上げます。

Akamai は創業から四半世紀をかけて、世界最大規模のエッジプラットフォームを構築してきました。エッジプラットフォームは、ユーザーに近いところ(エッジ)からサービスを提供しており、インターネット上に高速で安定したセキュアな環境を実現することで、オンラインライフの力となり、守ってきました。

昨年発表した Akamai Connected Cloud は、そのエッジとコアを統合することで生まれた、他に類を見ないクラウドプラットフォームです。超分散型の特性を持つクラウドプラットフォーム上で、デリバリー、セキュリティ、コンピューティングという Akamai の事業の柱を成す3つすべての処理を行います。お客様は世界中に展開されたコンピューティング基盤を自在に利用し、さらなる低遅延、パフォーマンスの改善、コスト削減というメリットを享受いただくことができるようになりました。

2024年、Akamai Connected Cloud を通じて展開する3つの事業の柱となるミッションは次の通りです。

デリバリー
今日、大規模なコンテンツ配信の増加とともに、ユーザーの期待は高まっており、ウェブサイトの安定性や信頼性、安全性に基づく、高いユーザーエクスペリエンス (UX) がこれまで以上に求められるようになっています。Akamai は市場のリーダーとしてこれからも、比類のないスケール、パフォーマンス、信頼性、効率性を備えた、アプリケーションデリバリープラットフォームとしてお客様のビジネスに貢献します。

セキュリティ
今日、ビジネスはアプリケーションを介して動いています。アプリケーションが世界中のビジネスをつなげる一方で、セキュリティ対策の必要な攻撃対象領域は増え、手法は日々高度化しています。

Akamai は、お客様のビジネスを守ために3つの領域(インフラストラクチャ、アプリケーション&API、ゼロトラスト)に注力したセキュリティソリューションを提供し、最新の脅威に対策し続けます。

これにより企業とその顧客、従業員、データ、アプリケーションをあらゆる形態のサイバー攻撃から安全に守ります。

クラウドコンピューティング
昨年は東京と大阪の2都市にコンピューティングリージョンを開設し、現在世界中で二十数か所のリージョンが稼働しています。国内のリージョンはディザスターリカバリーやハイアベイラビリティの確保に加えて、高性能なコンピューティングリソースを提供します。また、国内のみならず、近隣のアジア諸国からの利用も期待されます。

使いやすい、 開発者に優しいコンピュートを提供するために手頃で透明性の高い価格で設定しています。本年は、エンタープライズグレードでのスケーラビリティ、信頼性を提供し、強固なセキュリティとコンプライアンスへの対応を実現するとともに、世界中のあらゆる地域で求められている高度で、低遅延のコンピューティングを実現するためのサービスに開発と展開をさらに推し進めていきます。

私たちはこの先の10年を見据えて、これからもインターネットの進化を支え、インターネットを利用するユーザーに安心安全なオンラインライフを提供するクラウドカンパニーとして、また信頼されるパートナーとして貢献してまいります。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
職務執行者社長 日隈寛和