Graffity、ARアプリに必要な要素を基盤化したアプリ開発エンジン「Envision Engine」を発表…ARコンテンツの開発期間が最大50%短縮

Graffityは、この日(12月18日)、Graffityが独自に研究開発し、ARアプリに必要な要素を基盤化したARアプリ開発エンジン「Envision Engine」を発表した。

同社では、「最短3ヶ月で“心動かす"ARエンタメ」をコンセプトに、AR技術に特化したエンタメの企画・開発と、DX化を支援している。これまで複数のユーザーよりARアプリ開発を受注し、その開発に際して機能面で共通化可能な要素があることがわかった。そのため、今回共通の要素をまとめ、ARに関わる新規事業を迅速にする「Envision Engine」の開発を決定したという。

このエンジンを活用することで、AR技術を活用したコンテンツ開発の期間が最大50%短縮されるとのこと。

 

■「Envision Engine」について

「Envision Engine」は、Graffityがこれまでに開発したARアプリの知見を活かし、ARアプリならではの開発・運営に必要な要素を基盤化したエンジン。

▼「Envision Engine」の主な機能
1.クロスプラットフォーム
デバイスやOSの垣根を超えて利用可能なプラットフォームを提供する。これによって、iOS・Androidでリリース日や仕様を変更するといった工数が不要になる。

2. マルチプレイ
Graffityの所有する特許技術を活用し、複数の利用者が同時にAR空間を共有できる機能を提供する。

3. Visual Positioning System(VPS)
空間情報を認識して、ARコンテンツを特定の場所に表示する機能。従来屋内・屋外等の場所や環境によって適切なVPSを設定する必要があったが、「Environ Engine」においては包括してVPSを提供できる。

4. Content Management System(CMS)
利用者にアプリのアップデートをさせずに、新たなコンテンツをアップロードする機能を提供する。

5. 課金
iOS・Androidのアプリ内において課金機能を簡単に追加できる。

 

 

■「Envision Engine」のマルチプレイ機能を使用して開発した「Block Buster」

ARを活用し、友達と熱いバトルを繰り広げる対戦型シューティングゲーム。「Envision Engine」のマルチプレイ機能を利用し、アプリ上に表示した二次元コードを他プレイヤーが読み込むことで(Graffity特許技術)、シームレスにARマルチプレイを体験できる。