駿河屋を運営するエーツー、老舗鉄道模型メーカー「カツミ」を買収 メーカー機能強化で世界的に拡大するホビー市場に対応

駿河屋を運営するエーツーは、この日(4月4日)、1947年創業の老舗鉄道模型メーカーである「カツミ」の全株式を3月31日付で取得したことを明らかにした。RCモデルメーカー「京商」をグループ会社に加えたことは記憶に新しいが、ホビー商材の拡充とメーカーとしての機能を強化し、世界的に拡大するホビー市場への対応を強化する。

エーツーは、インターネット通販「駿河屋JP」や実店舗を中心に、新品・中古商材を取り扱うメディアリサイクル事業を展開している。主にゲームソフトやCD、DVDなどの商材を取り扱ってきたが、近年ではアニメ雑貨やプラモデル、ミニカー、フィギュア、トレカなどのホビー系商材を主力商品となっているという。

カツミは、鉄道模型の作りの良さはファンからの評価が高く、現在は主にHOスケールの電車や新幹線などを製造しており、本物志向のユーザーを魅了する製品を作り続けている。

今回の資本提携によって、駿河屋が持つ3000万件以上のビックデータを生かした商品開発や、グループ会社を含む国内外のリアル店舗とECサイトの販路を使った販売促進での連携が可能となるという。

また、駿河屋では、店舗とECサイト内における鉄道コーナーの強化を図っており、カツミの子会社化による知見獲得は、その目標に大きく貢献する、としている。特にジオラマ作りや鉄道会社限定商品の開発において、大きなシナジー効果が期待されるとのこと。

駿河屋(エーツー)

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