ぴあ、第3四半期決算は営業利益4億5200万円 前年8億5600万円の赤字から黒字転換 ツアーやフェスなど大型案件獲得 単価上昇も押し上げ

ぴあ<4337>は、本日(2月9日)、2023年3月期 第3四半期累計(22年4月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高239億9100万円(前年同期比13.4%増)、営業利益4億5200万円(前年同期は8億5600万円の損失)、経常利益3億2900万円(同8億4400万円の損失)、最終利益9億4000万円(同8億3600万円の損失)と増収・黒字転換を達成した。

・売上高:239億9100万円(同13.4%増)
・営業利益:4億5200万円(同8億5600万円の損失)
・経常利益:3億2900万円(同8億4400万円の損失)
・最終利益:9億4000万円(同8億3600万円の損失)

 

これまで抑制されてきたエンタメ活動への反動消費もあり、音楽公演の全国ツアーや大規模フェス、プロスポーツの国際大会等の大型案件が続々と開催となった。市場の回復に加え、獲得案件数の増加、公演ごとの単価が上昇したことにより、第2四半期に続いてチケット販売が好調に推移し、売上高は対前年同期比113%となった。

一方、創業50周年を記念した、全国各地の様々なジャンルの主催イベントの開催費用等を計上したこともあり、利益ベースでは第3四半期単独としては僅かな伸長となったが、通期では、2022年11月10日に公表済みの見込み通りに推移しているという。

売上に貢献した主なイベントや商品は次のとおり。

<イベント>
「プロ野球公式戦」
「サッカーJリーグ」
「Mr.Children」
「リポビタンDチャレンジカップ2022」
「LADY GAGA」
「Maroon5」
「Bruno Mars」
「RED HOT CHILI PEPPERS」
「ONE OK ROCK」
「Perfume」
「UVERworld」
「SEKAI NO OWARI」
「松任谷由実」
「JO1」
「NCT DREAM」
「INI」
「2022MAMA AWARDS」
「ROCK IN JAPAN FES2022」
「WILD BUNCH FEST.2022」
「劇団☆新感線」
「Fantasy on Ice2022」
「浅田真央アイスショー」

<商品>
「ジェイソン流お金の増やし方」
「羽生結弦語録II」

 

■2023年3月期の業績見通し

2023年3月期の業績は、売上高350億円(前期比35.6%増)、営業利益8億円(前期は8億3300万円の損失)、経常利益6億円(同8億4500万円の損失)、最終利益13億円(同11億2200万円の損失)を見込む。

・売上高:350億円(同35.6%増)
・営業利益:8億円(同8億3300万円の損失)
・経常利益:6億円(同8億4500万円の損失)
・最終利益:13億円(同11億2200万円の損失)
・EPS:85.20円

通期計画に対する進ちょく率は、売上高68.5%、営業利益56.5%、経常利益54.8%、最終利益72.3%となっている。

・売上高:68.5%
・営業利益:56.5%
・経常利益:54.8%
・最終利益:72.3%