【決算レポート】マイネット、第2四半期は営業益70%減の1.4億円 「巨大タイトル登場で既存ゲーム市場縮小」(上原社長) コスト管理で利益確保

 

マイネット<3928>の第2四半期(21年4月~6月)の連結決算は、売上高25億7000万円(前年同期比15.9%減)、営業利益1億4000万円(同69.7%減)、経常利益1億3600万円(同70.3%減)、最終利益1億円(同70.3%減)だった。減収・減益となったものの、6四半期連続の黒字を達成した。

・売上高:25億7000万円(同15.9%減)
・営業利益:1億4000万円(同69.7%減)
・経常利益:1億3600万円(同70.3%減)
・最終利益:1億円(同70.3%減)

 

上原仁社長によると、『ウマ娘 プリティーダービー』とみられるが、スマホゲーム業界で巨大タイトルが始まり、短期的に既存タイトルの市場規模が縮小しており、同社タイトルもその影響を受けた、としている。またこの四半期は、新規タイトルの獲得が遅れたことも減収要因となったという。

 

営業利益は、減収の影響で大幅な減益となったものの、1億4000万円の黒字を確保した。「今回のような外部環境の変化を伴う売上の減少があってもコストコントロールをしっかりと効かせることで、きちんと利益が作れることを示すことができた」(上原社長)。

 

投資回収の実績は、タイトル買取型については、2014~2016年に買い取ったタイトルはすでに改修が完了しており、それ以降のタイトルについても投資回収に向けて進めているという。

 

また企業買収型については、ポケラボとグラニ、gloops案件はすでに改修が完了しているとのこと。インシデントの影響もあって遅れていたクルーズ案件についても91%に到達し、投資回収が見えてきた。

 

なお、従業員数については、間接雇用を中心に増やしているという。間接雇用は主に地方在住者を中心にリモートで採用を行っているという。

 

続く2021年12月通期の業績は、売上高116億円(前期比0.6%増)、営業利益7億5000万円(同33.9%減)、経常利益7億円(同37.3%減)、最終利益6億5000万円(同42.5%減)を見込む。

・売上高:116億円(同0.6%増)
・営業利益:7億5000万円(同33.9%減)
・経常利益:7億円(同37.3%減)
・最終利益:6億5000万円(同42.5%減)

第2四半期累計実績の通期計画に対する進捗率は、売上高47.9%、営業利益59.3%、経常利益62.4%、最終利益50.5%となっている。

・売上高:47.9%
・営業利益:59.3%
・経常利益:62.4%
・最終利益:50.5%

株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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