日本アジア投資、第1四半期は8.64億円の営業赤字に…投資先の白元破綻の影響で

独立系VC大手の日本アジア投資<8518>は、本日(8月5日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、営業収益12億1300万円(前年同期比129.0%増)、営業損益8億6400万円の赤字(前年同期9億6000万円の赤字)、経常損益9億5900万円の赤字(同11億4800万円の赤字)、四半期純損益10億1600万円の赤字(同7億8900万円の赤字)だった。

 


未上場の投資先の売却が国内外において進捗した結果、営業投資有価証券の売却高は10億2800万円(前年同期比213.4%増)、売却益である実現キャピタルゲインは4億9100万円(同1006.7%増)と前年同期に比較し大幅に増加した。しかし、投資先である白元が東京地裁に民事再生手続開始の申立てを行ったことに伴い評価損8億3900万円などを計上したことが響いたようだ。

 


なお、2015年3月期の業績予想は非開示。その事業特性上、株式市場等の変動要因による影響が極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては、合理的な業績予想が困難であるため、としている。