【ワークポート調査】IT業界採用動向はWeb系SIerの求人が堅調

IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、3月のIT業界の採用動向について、ハードウェア・ソフトウェア業界の求人数は横ばいに終わったと発表した。 全体の約60%を占めたセールス系では20代後半~35歳位までがターゲットで、業界経験者であれば比較的、転職しやすいのが特徴だという。その他職種ではバックオフィスや組込みエンジニア、サポート系が10%前後とのこと。 Web系SIerの求人数は、20代をターゲットとしたWebプログラマや33歳までのシステムエンジニア、35歳までのSE(リーダー候補)といった新規求人があり、堅調な推移に推移していると指摘した。 インフラ系エンジニアは、サーバー系とネットワーク系がそれぞれ約40%、残る20%が基盤系。年収レンジは350万~600万円程度で35歳くらいまでを対象とした求人が大部分を占めたようだ。 また、Linuxサーバーやネットワークにおける設計構築の経験が求められる傾向に変化はなく、保守・運用の経験のみの方が応募できる求人は多くはない、としている。 今後の見通しについて、ワークポートでは、Web系SIerの求人は、Java、PHP、Perlを用いたプログラミング経験を求めるものが全体の70%を占め、業務系、制御・組み込み系からの転職がかなり難しくなっているという。 倍率が非常に高い狭き門だが、言語不問で「プログラミング経験のみ」を求める求人も一部あるため、アンテナを高く張り求人のチェックを怠らない努力が必要になっている、と指摘している。   ■IT転職ナビ http://www.itnavi.jp/ ■IT・インターネット・ゲーム業界転職支援 http://www.workport.co.jp/