ACCESS、2012年1月期は経常益62%減の見通し-経営合理化策も発表

 ACCESS<4813>は、本日(4月12日)、2012年1月期の連結業績について、売上高170億円(前期比32.3%減)、経常利益16億円(同62.9%減)、当期純利益2億5000万円(同40.8%減)になる見通しと発表した。  スマートフォン市場で「Android」の普及に伴い、ACCESS Linux Platform事業の収益計上が困難になっていることや、スマートフォンのシェア拡大により、事業の基盤となるフィーチャフォンの出荷台数が減少しているため。  同時に、人員削減などの合理化を実施すると発表した。5月23日から5月31日までの期間、200名の希望退職者を募集する。特別退職一時金を支給するとともに、希望者には支援会社を通じた再就職支援を行う、としている。  役員報酬の減額も行う。CEOが半年間、報酬月額100%を減額するほか、最高財務責任者(CFO)も3ヵ月間30%減額し、その他取締役が3ヵ月間10%の減額を行う。また常勤監査役から3ヵ月分の監査報酬月額を10%自主返上する、との申し出があったとのこと。  なお、経営合理化に伴い、特別損失9億4900万円を計上する見通しだが、2012年1月期の業績予想には織り込まれているという。