NTTドコモ、NTT-IPを子会社化…ベンチャー投資を強化

NTTドコモは、NTTの子会社NTTインベストメント・パートナーズ(NTT-IP)の全株式をNTTより譲り受け、ベンチャー企業への投資事業を強化すると発表した。その上で、NTT-IPの商号変更を行ない、新たなファンド運営会社「株式会社ドコモ・イノベーションベンチャーズ(DIV)」を2013年2月下旬に設置する。 NTT-IPは、コーポレートベンチャー投資ファンドの運用管理を行っており、これまでgumiやMigo Entertainment、Rettyなどのベンチャー企業に出資してきた。DIVは、これまでのNTT-IPの運営するファンドの運営を引き続き行うとともに、ドコモが2月下旬に新設する総額100億円のベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合(DIファンド)」の運用も担当する。 新設するファンドは、有望なサービスや技術を持つベンチャー企業や、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」発のスタートアップ企業に対して出資する。ドコモでは今後、ベンチャー企業との連携強化、サービスや技術のイノベーションを加速させ、スマートフォン向けサービスの充実を図る、としている。