コーエーテクモHDの第2四半期は増収増益…「DEAD OR ALIVE 5」や無双シリーズなどが貢献

コーエーテクモホールディングス<3635>は、本日(10月29日)、第2四半期累計(4~9月期)の連結決算を発表し、売上高137億2400万円(前年同期比0.7%増)、営業利益8億9700万円(同26.0%増)、経常利益12億2500万円(同42.1%増)、四半期純利益5億5400万円(同34.5%増)だった。 第1四半期は、大型タイトルの開発費や有価証券評価損などを計上したことで赤字となったが、第2四半期では一転して増収増益を達成した。主力のゲームソフト事業でナンバリングタイトルの開発やコラボレーションビジネスの拡充、新規タイトルへのチャレンジを行ったほか、パチンコ・パチスロ関連の事業が伸びたようだ。        セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ゲームソフト事業は、売上高88億2000万円(同2.1%減)、セグメント利益8億6900万円(同69.1%増)だった。「DEAD OR ALIVE 5」をワールドワイドで58万本を販売したほか、国内では「無双OROCHI 2 Special」、「戦国無双 Chronicle 2nd」、「信長の野望・天道 with パワーアップキット」を発売し、堅調に推移した。海外では、「ワンピース 海賊無双」や「ポケモン+ノブナガの野望」など、当社が開発を担当したタイトルが好評だった。国内外で旧作のリピート出荷やダウンロードコンテンツ販売も引き続き好調だった。減収については、「真・三國無双 6 Empires」の発売を延期したことが響いた。 ■オンライン・モバイル事業は、売上高23億6500万円(同16.5%減)、セグメント利益2億4700万円(同52.9%減)だった。スマートフォン専用タイトル「100万人のNINJA GAIDEN」をサービスインしたほか、gumiとのコラボタイトル「100万人の無双OROCHI」の配信を開始し、両タイトルとも好調な立ち上がりとなった。海外では、台湾、香港、マカオでサービス中の「のぶニャがの野望」が人気を集めた。第3四半期以降にリリースする予定のタイトルの開発費が発生した。 ■メディア・ライツ事業は、売上高6億1800万円(同21.4%増)、セグメント損益8700万円の赤字(同1億9100万円の赤字)だった。ネオロマンスシリーズのソーシャルゲーム最新作「100万人の遙かなる時空の中で」のサービスを開始したことで、売上が堅調に推移した。第3四半期以降に発売を予定しているタイトルの開発費が先行して発生したことから、セグメント損失が発生したという。 ■SP事業は、売上高11億2000万円(同21.0%増)、セグメント利益3億3500万円(同71.7%増)だった。パチンコ機「CR NINJA GAIDEN 2」をリリースした。このほか、パチンコ・パチスロ機への版権許諾の実施に加え、液晶ソフト受託開発についても順調に開発が進んだ。 ■アミューズメント施設運営事業は、売上高10億1000万円(同6.1%増)、セグメント利益1億2000万円(同29.0%増)だった。販促活動の強化や積極的なゲーム機導入に取り組み、既存店売上は堅調な動きとなった。   ■2013年3月期の業績見通し 2013年3月期は、売上高390億円(前期比9.8%増)、営業利益70億円(同21.6%増)、経常利益83億円(同11.1%増)、当期純利益50億円(同7.7%増)を見込む。  
株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
上場区分
非上場
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