ニフティ、第1四半期は営業益7%増…ニフティクラウドの伸びとコスト削減が奏功

ニフティ<3828>は、本日(7月24日)、第1四半期(4-6月期)の連結決算は、売上高204億円(前年同期比17.0%減)、営業利益13億円(同7.4%増)、経常利益13億円(同6.7%増)、四半期純利益8億2800万円(同10.0%増)だった。増益を確保したが、これはISP事業とクラウド事業が好調だったことによる。

 

 

事業セグメント別の状況は以下のとおり。

■ISP事業は、売上高171億円(同17.8%減)、営業利益18億円(同6.8%増)だった。キャリアの回線とISPをセットで販売する方式から、ISP料金のみを販売する方式に変更したことに伴い、減収となったものの、コールセンターのコストや拡販費を抑制したことで増益を確保した。会員数については、FTTHが2万人減の118万人、ADSLが1万人減の29万人となった。

■WEBサービス事業は、売上高24億円(同25.6%減)、営業損益2500万円の赤字(前年同期8900万円の黒字)だった。検索エンジン切替えによる単価下落があったことに加え、従来型の携帯電話向け広告が落ち込んだ。

■クラウド事業は、売上高8億8800万円(度69.1%増)、営業利益1億円(同85.4%増)だった。「ニフティクラウド」利用社数は1200社を超えるなど好調に推移した。

 

■2013年3月期の見通し

2013年3月期は、売上高800億円(前期比13.0%減)、営業利益55億円(同2.4%増)、経常利益55億円(同4.1%増)、当期純利益27億円(同8.2%増)を見込む。