NTTドコモ、イタリアのモバイルコンテンツ配信会社Buongiornoを240億円で買収

NTTドコモは、本日(5月14日)、イタリアにある欧州最大規模のモバイルコンテンツの配信会社Buongiorno S.p.A.の株式を公開買付け(TOB)で取得する。買収額は、約2.2億ユーロ(240億円相当)となる見通し。 Buongiornoは、イタリア証券取引所に上場しており、ドイツ子会社DOCOMO Deutschland GmbHを通じて株式を買い付ける予定。約20%を保有する筆頭株主Mauro Del Rio氏が公開買付けに保有株式を応募する意向を示している。イタリア証券取引委員会より株式公開買付関連資料の承認が得られ次第、開始する。 Buongiornoは、欧州や北米、南米など世界57ヵ国・20億人にゲームや音楽などモバイルコンテンツを配信するとともに、決済サービスを手がけている。日経速報ニュースの報道によれば、ドコモは、Buongiornoを通じて、日本の映画やマンガなどのコンテンツを世界に配信するとともに、音声サービス「しゃべってコンシェル」など独自サービスの海外展開につなげることが狙い。 なお、Buongiornoの2011年12月期の業績は、2億2860万ユーロ(245億2000万円)、営業利益700万ユーロ(7億5000万円)だった。