IGポート、2012年5月期の営業益予想65%下方修正…納品の期ズレや仕掛の費用化で

IGポート<3791>は、4月13日、2012年5月期の連結業績予想を下方修正した。売上高を8.5%引き下げた56億9700万円、営業利益を65.2%引き下げた3200万円とした。 映像制作事業の一部納品が来期に後ろ倒しとなったことに加え、企画制作中の映像作品について見直しがあり、仕掛品を費用化したことが主な要因だった。ソフトウェアや映像作品の受託制作などでは、開発費を仕掛品(資産)として計上し、売上計上時に費用化するが、企画の見直しに伴い、これまで作ったものが使えなくなるとの判断から制作途中にも関わらず費用化したものとみられる。 同社の発表した業績予想は、売上高56億9700万円(前回予想62億2600万円)、営業利益3200万円(同9200万円)、経常利益3600万円(同9800万円)、当期純利益1500万円(同8500万円)だった。従来予想からの修正率は、売上高8.5%減、営業利益65.2%減、経常利益63.3%減、当期純利益82.4%減だった。     なお、第3四半期(2011年6月~2012年2月期)の連結も発表しており、売上高35億0400万円(前年同期比1.1%増)、営業損益7700万円の赤字(同7400万円の黒字)、経常損益7800万円の赤字(同9100万円の黒字)、四半期純損益9600万円の赤字(同2億1000万円の黒字)だった。