インデックス、子会社ネットインデックス向け債権を3.8億円で譲渡…ソーシャルやパッケージゲーム開発に充当

インデックス<4835>は、ネットインデックス<6634>に対する債権（約4億8200万円）を、イー・旅ネット・ドット・コムと、フィスコ・キャピタルに3億8000万円で譲渡する。調達した資金は、MobageやGREEで展開しているソーシャルゲームのほか、アトラスブランドのパッケージゲーム開発の資金に充当する予定。 インデックスは、ネットインデックスを通じて、通信事業者向けに携帯電話やPHSなど通信端末機器の開発・製造事業を展開していた。しかし、ネットインデックスは、特定の通信事業者の技術企画・販売戦略に業績が大きく影響されることなどから、安定的に流動資金を確保しにくく、インデックスは短期貸付を行ってきた。 こうしたなか、インデックスでは、バランスシートの早期健全化と強化を検討し、2011年9月頃から社外の複数の候補と接触していた。この成果として、ネットインデックスの伝送技術と付加価値創造の可能性を評価した両社から債権取得の申し入れがあり、インデックスとしても譲渡することが企業価値向上に資すると判断した、としている。 なお、債権金額合計と譲渡価格の差額である1億0200万円は特別損失として計上する見込み。業績予想に与える影響は精査中だが、重大な影響を与えることが明確になった場合には直ちに開示する予定。