グリー<3632>と電通<4324>は、本日（3月22日）、グローバル事業において包括的に業務提携することを基本合意した、と発表した。
グリーは、2011年1月に米国子会社を設立して以降、世界各国での子会社設立、有力なグローバル企業との提携など、世界最大のソーシャルプラットフォームの構築を目指し、グローバル展開を加速させている。一方、電通はグローバルビジネスの強化・拡大を推進しており、現在、世界28カ国に167社を展開し、2万人以上の社員を抱える広告会社グループへと成長している。
今回の業務提携により、両社はお互いの強みを活かし、グリーが運営する「GREE」のプロモーション展開のほか、コンテンツ獲得やベンチャー投資など幅広い業務で連携していく、としている。
提携第1弾として、世界各国における「GREE」のプロモーションを電通が手掛けるとのこと。電通のグローバルネットワークと、マーケティングの豊富なノウハウを活用し、世界各国の会員基盤強化と認知拡大を図っていく。また、世界各国のエンタテインメントコンテンツを活用し、世界中でより多様なユーザーに「GREE」の魅力を訴求していく計画もあるという。
「Zombie Jombie」が米国App StoreのTop Grossing Appsで上位に付けるなどコンテンツ面での実績を着実に上げているグリーだが、今回、世界的なネットワークとマーケティングノウハウを持つ電通を提携したことで、マーケティングやプロモーション面で大幅に強化が図られることになる。「GREE」のグローバル展開に向けた布石が着々と打たれており、今後、その動きはさらに加速しそうだ。
