クラウドゲート、3月23日付で上場廃止…札証は有報虚偽記載を悪質と判断

ソーシャルゲームのイラスト制作やオンラインゲームを運営しているクラウドゲート(旧 テラネッツ)<2140>は、本日(2月22日)、3月23日付で札幌証券取引所より上場廃止となる旨の連絡を受けた、と発表した。 旧経営陣による不正会計処理に伴う訂正有価証券報告書を関東財務局に提出したが、監査法人を欺く架空売上の計上、資産の過大計上などが意図的に行われていたものだった。このため、上場申請期である2006年12月期の業績についても経常損益と当期純利益は赤字に訂正され、予算と実績の間に大きな乖離があることが明らかになった。 札幌証券取引所は、こうした虚偽記載について、投資者の信頼を著しく毀損するもので、その影響は重大であると認められるだけでなく、新規上場時に宣誓した事項に重大な違反を行ったものと認められるため、上場廃止が適当と判断したとのこと。 なお、今後のスケジュールについては、2月22日から3月22日まで整理銘柄に指定されて取引が継続される。最終取引日は、3月22日となる。