ボルテージ、2012年6月期の経常益予想を上方修正…恋愛ゲームが計画上回って推移

ボルテージ<3639>は、本日(2月3日)、2012年6月期の業績予想を上方修正し、売上高を3.2%、経常利益を5.1%上方修正した。主軸のキャリア公式サイトやソーシャルゲームの売上高が会社計画を上回って推移していることから、下期以降も好調が見込まれるため、としている。 同社の発表した業績予想は、売上高80億5000万円(前回予想78億円)、営業利益8億4000万円(同8億円)、経常利益8億3900万円(同7億9800万円)、当期純利益4億9400万円(同4.6%増)とした。     同社では、ソーシャルゲームは、アバター、ガチャ充実のゲーム構造をもった第3世代を1タイトル投入するとともに、プラットフォーム拡大を推進していく。スマートフォン向けは、2タイトルを新たに移行させる予定。Web開発フレームワーク「S-VF」により、フィーチャーフォン向けとスマートフォン向けの一体化を推進し、開発期間の短縮と品質向上の両立を図っていく。 キャリア公式サイトは、30才前後女性向けを2タイトル投入する予定。テレビCMを2月から新表現で出稿するとともに、個別課金を強化する。スマートフォン向けは、月額課金版はNTTドコモ・auに続き、17タイトルをソフトバンクAndroid端末にも配信し、さらに2タイトル投入予定です。落切課金版は、アプリ ライブラリ「K-Vapl」により、システム開発の効率化を図っていく。 このほか、海外市場向けスマートフォンアプリは、第2弾を2月に、第3弾を第4四半期に配信する予定。   ■第2四半期決算 同社が発表した第2四半期累計(7-12月期)の決算は、売上高37億4500万円(前年同期比30.3%増)、営業利益3億2100万円(同14.2%減)、経常利益3億2100万円(同14.0%減)、四半期純利益1億8700万円(同13.2%減)だった。     事業セグメント別の状況は以下のとおり。 ■モバイルコンテンツ事業の売上高36億0500万円(同32.3%増)、セグメント利益6億5500万円(同3.4%減)だった。ソーシャルゲームは、「王子様のプロポーズ for GREE」が月1億円超を達成するなど好調だったことに加え、スマートフォン向けも伸長した。また、公式サイトは、フィーチャーフォン向け市場が縮小する中、「誓いのキスは突然に」が大ヒットを記録し、11月投入の「今夜アナタと眠りたい」も好スタートとなった。 ■モバイルコマース事業は、売上高1億3500万円(同0.4%増)、セグメント損益2700万円の赤字(前年同期1700万円の赤字)だった。「恋人」シリーズのキャラクター等を活用した「オリジナルグッズ」の開発・販売に注力しした。2012年3月31日を目途に閉鎖する予定。
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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