KLab<3656>は、本日(1月31日)、海外での事業展開について大幅な変更を行うと発表した。シンガポール子会社は、ソーシャルゲームの海外展開を狙う上での開発拠点との位置づけだったが、世界展開を統括する拠点に変更された。これに伴い、海外子会社の社名や事業内容、設立日、代表者などが変更された。
まず、経緯から書いておくと、KLabは、2011年12月16日、フィリピンのCYSCORPIONSと資本・業務提携し、シンガポール子会社「KLab Cyscorpions」を設立するとともに、KLab CyscorpionsがCYSCORPIONSを買収する予定としていた。
今回の発表では、設立するシンガポール子会社をKLab Cyscorpionsから「KLab International」にするとともに、KLabの真田 哲弥 社長が代表取締役に就任する。事業内容は、ソーシャルアプリの開発から、スマートフォン向けアプリのパブリッシングに変更された。シンガポール子会社の位置づけが大きく変わることになった。
CYSCORPIONSについては、従来の発表どおり、KLab Internationalが買収する。買収後、CYSCORPIONSは、KLab CYSCORPIONSに変更し、グローバル版ソーシャルアプリの開発を担当する。CYSCORPIONSは、世界展開を行う上での開発の中心拠点との位置づけとなった。グローバル版ソーシャルゲームの開発は、日本から移管される。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656