ディー・エヌ・エー（DeNA)<2432>は、本日（1月24日）、人気ゲームタイトルで使用されているHTML5開発支援フレームワーク「Arctic.js」をオープンソースとして公開した、と発表した。
「Arctic.js」は、スマートフォン向けブラウザゲームにおけるインタラクティブなアクションゲーム操作や、複雑なアニメーション表現を支援するJavaScript1フレームワーク。アプリ開発者は、「Arctic.js」を用いてJavaScriptのコーディングを行うことで、短期間かつ一度の開発でAndroidとiOSに対応した高品質なゲームが提供できる。
「Arctic.js」は、以下の特徴があるとのこと。
・豊富なアニメーション作成支援機能
・表示ツリー、イベント伝播モデル
・ActionScript3.0＊5と近いAPI による、Flash 開発経験者の学習負担軽減
・各種スマートフォン OS の断片化を吸収し、開発工数を大幅に削減
「Arctic.js」は、「Mobage」の「セトルリン」や「海賊トレジャー」、「ガンダムロワイヤル」で使用されている。同社では、スマートフォン向けブラウザゲームに特化したHTML5開発支援ツールは少なく、今回のオープンソース化により、「Arctic.js」が多くの開発者に活用されることで優れたゲーム開発を促進することができる、としている。
なお、「Mobageオープンプラットフォーム」以外で営利目的で使用・複製などする場合、書面による使用許諾が必要としていたが、その後、訂正リリースが届き、その文言が削除された。MITライセンスに変更されたようである。詳細は下記サイトを参照のこと。
「Arctic.js」公開サイト
