【NUBEE前編】代表作「Japan Life」は海外累計300万ダウンロード超、20万件レビューが入り平均★4.5と絶好調!

先日のニュースリリースで、ジャフコ社から10億円の第三者割当を受けた、今日本で最も勢いのあるネイティブソーシャルゲーム会社、NUBEE社の初のインタビューです。福岡で家具ECの会社として成長を続けるベガコーポレーションさんの完全子会社としてシンガポールを拠点にわずか1年で800万インストール獲得の急成長。来年からは東京拠点を構築し、独立展開をされます。そんなNUBEE社のキーマン、マーケティングマネージャーの桑水さんにお話をお伺いしました。

 

1.まず、NUBEE社について概略をお教えください

2010年11月に家具のEーコマースを行なっているベガコーポレーションの子会社としてシンガポールで設立しました。iPhoneとAndroid向けゲーム制作を行なっています。

これまでに9つのゲームをリリースしてトータル10月末時点で8,500,000ダウンロードされています。これまではシングルプレイヤーゲーム、ソーシャルゲームどちらも作ってきましたが、今後はソーシャルゲームに集中していきます。

 

2.家具ECからソーシャルゲームに参入は意外ですね。NUBEE社設立のきっかけ/経緯を教えてください。

先日の資金調達でのTechcrunchさんの記事へのTwitterなどでの反応を見ていて面白かったのが、「家具屋がゲーム!?」みたいな感じがかなりありました。

それで逆に、「自分たちって家具屋だったんだ。」と思ったくらいで(笑)、自分たちの認識としてオンラインでモノを売る部分に絶対的な強みをもってやってきましたので、スマートフォンの普及でグローバルにビジネスを展開できる絶好の機会に、これまでやってきた事を十分に活かす事ができる自信があった事が設立のきっかけです。

 

3.何でもかんでも「gamefyしようぜ!」な流れの中で、逆のパターンもあるということですね。興味深いです。御社自身、ここまでの1年の展開について自身でどのように捉えていますか。

昨年末に決めた2011年の目標として1,000万ダウンロードに対して、現在のところ850万ダウンロードを超えていて今月(11月)中にこの目標はクリア出来るだろうと思いますのでイメージ通りに進んでいると言えると思います。

シンガポールでゼロからの立ち上げという事で大変な部分はもちろんありましたが、新しい素晴らしい仲間に恵また事もあり実績としても順調ですし、これから戦う体制も出来てきました。

NUBEEは人に恵まれています。とにかく良い人が集まるんです。1月に東京オフィスを設立しますが、その立ち上げメンバーも全く心配していません。

 

4.弊社からの紹介ももっとがんばります。イメージ通り1000万ダウンロードというのは驚くべき展開です。結果として、異業種から一気に日本有数のグローバルプレイヤーになったこのシナリオ。狙ってましたか?

もちろん、グローバルにやるというのはスマートフォンでやるわけですから当然初めから狙っていました。たまたまじゃないです(笑) シンガポールを拠点とする事で英語圏・中国語圏も取りに行けると考え、結果として日本以外のユーザーが約80%というのも狙い通りです。

シンガポール本社にほとんど日本人はいませんので全員が当然の事として世界を対象として、マーケティング・プロダクションを行なってきました。

 

5.adwaysさんの「カイブツクロニクル」も海外収益が70%とか。海外での収益化は難しいと言われてましたが、ずばり、勝因を教えてください。未来の競合さんが沢山読んでますので。

まだ勝因を語るほど勝ったという認識はありません。これからがいよいよ勝負という感じです。これまではとにかく当たり前の事を当たり前にやってきたという感覚です。あ、競合の方が読んでいるとか言われてついフワっとしちゃいました(笑)

 

八反田ーNUBEE桑水さんとHatchUp八反田はともに鹿児島出身同い年。HatchUpは、NUBEE社東京拠点の構築をサポートしています。NUBEE社で世界を狙っていきたい方は、こちらまでお問い合わせください。

 

■著者紹介

株式会社HatchUp 八反田智和

1980年鹿児島県生まれ。慶応義塾大学卒。楽天リサーチ、外資広告代理店でのインタラクティブプロデューサーを経験した後、2009年より、ソーシャルゲーム業界に入る。2010年より「ソーシャル業界盛り上げ企業HatchUp」を設立、現在に至る。ソーシャル系イベント【STR】およびブログ(http://socialtoprunners.jp/)を運営している。取材企業への就業ご相談はお気軽に!