モブキャスト、CSファーストステージに「モバプロ」を出展…ブースや試合中の状況をレポート

プロ野球の日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージが29日より開催されたが、今回、『モバプロ』を運営するモブキャストがセ・リーグの冠スポンサーとなった。セ・リーグは、東京ヤクルトと巨人の対戦だが、会場である神宮球場では「モバプロ」のブース出展や球場内でのPRなどが行われた。その様子をレポートしよう。ピンぼけとなっている写真もあるが、ご容赦いただきたい。

モブキャストは、試合当日はブースを出展し、新規入会を含む「モバプロ」のユーザーを対象にゲーム内の特別なアイテム(選手カード)のプレゼントや、スワローズ選手のサイン入りグッズが当たる抽選会を行った。ブースは、球場の入り口付近に設置されていた。

下の写真は、行列の様子だ。小中学生と思しき人や、大人まで幅広いユーザーが並んでいた。人数は少ないように感じられるかもしれないが、実はこれは試合が始まった直後の行列。むしろ試合開始後にもかかわらず、並んでいる人が多くいたことに驚くべきであろう。モブキャストによれば、ピーク時にはこの3~4倍程度の行列ができていたとのことで、予想以上に人が集まったようだ。

受付の人にゲームの画面を見せると、ボードを示されて、どのカードが欲しいか聞かれるので、答えると選手カードが貰える。始めたばかりの人は、チュートリアルが完了すると確認できるようになっている。その後、抽選を行なって当たったら選手のサイン入りグッズがもらえる。記者は、青木選手のカードをいただいた。抽選は残念ながらハズレであった。

また、球場への入場時には応援ボードの配布も行なっていた。試合中、このボードを掲げて東京ヤクルトを応援しようとの呼びかけが行われ、ライトスタンドや一塁側のファンが掲げる場面もあった。

次に、試合中だが、オーロラビジョンにはイニングが変わる度に「モバプロ」の表示がでたり、プロモーション動画なども放映された(画像右側)。

このほか、5回直前だったかと思うが、「モバプロ」の担当者が登場し、「モバプロ」をアピールした(下の画像)。こういう時間帯があると思わなかったので驚いた。スタジアムDJとの質疑応答形式でゲームの概要や特徴を紹介していた。球場内での注目度も高かったように思われる。

試合は、東京ヤクルトが接戦の末、3対2で巨人を下し、クライマックスシリーズ・セカンドステージ進出に王手をかけた。勝利後のヒーローインタビューは宮本選手と村中選手だったが、「モバプロ」がバックに登場している。試合中にはバックネット広告にも登場していた。一般紙やスポーツ紙などにもロゴが登場していた。

なお、東京ヤクルトの公式発表によれば、この日の観客動員数は3万2339人とのこと。テレビの視聴率は不明だが、東京ヤクルトのファンを中心に野球ファンにアピールできるものになったのではないか。クライマックスシリーズ全体を通した効果については後日、モブキャストに取材に行った際に質問するので、改めて報告したい。

個人的には、プロ野球の集客力を認識させられるとともに、大きなイベントとモバイルゲームの親和性の高さが改めて確認できた。東京ゲームショウや競馬など、野球以外にもモバイルゲームとタイアップしたイベントは多数行われているが、テレビCMやプラットフォームで広告に次ぐ、新しいユーザー獲得の手段あるいはユーザーアクティビティを高める手段としてますます注目を集めそうである。

株式会社モブキャストホールディングス
https://mobcast.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社モブキャストホールディングス
設立
2004年3月
代表者
代表取締役CEO 藪 考樹
決算期
12月
直近業績
売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3664
企業データを見る
株式会社モブキャストホールディングス
https://mobcast.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社モブキャストホールディングス
設立
2004年3月
代表者
代表取締役CEO 藪 考樹
決算期
12月
直近業績
売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3664
企業データを見る