エイチアイ、第2四半期は減収・赤字幅拡大 携帯端末の出荷台数の減少で

 エイチアイ<3846>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高7億8600万円(前年同期比35.1%減)、経常損益1億5100万円の赤字(同900万円の赤字)、四半期純損益1億6800万円の赤字(同3600万円の赤字)となりました。

 同社では、携帯端末の出荷台数の減少の影響を受けてミドルウェアのライセンス収入が減少したことや、前年同期にあった大型案件および大型の受託開発案件といった特殊効果がなくなったことに加え、円高による為替差損、ソフトウェアの減損損失などを計上した、としています。

 なお、携帯端末の出荷台数に左右されない収益基盤を確立するため、デジタル家電機器や、サービス領域からの収益獲得を目指しているとのこと。サービスに関しては、サービスプラットフォームの受託やサービス開発受託、ゲームコンテンツの受託などで、受注残高は順調に増加しているそうです。

 3月通期は、売上高22億6300万円(前期比0.2%増)、経常利益7000万円(同33.1%増)、当期純利益6300万円(前期5400万円の赤字)を見込んでいます。