ベクター、第1四半期(4~6月)決算は大幅な減収、赤字幅拡大に テレワーク用ソフトウェア需要が一巡 利用者減で「App Pass」運用受託収益は減少

ベクター<2656>は、4月23日、2022年3月期の第1四半期(4~6月)の決算(非連結)を発表、前年同期比で大幅な減収、赤字幅拡大となった。

営業収益1億300万円(前年同期比50.0%減)
営業損益7000万円の赤字(前年同期1500万円の赤字)
経常損益6900万円の赤字(同1100万円の赤字)
最終損益6900万円の赤字(同1200万円の赤字)



新型コロナウィルス感染症の流行により国内外の経済が大きく影響を受ける中で、ソフトウェア販売事業の営業収益は、コロナウィルスの影響よる在宅勤務用のパソコンで使用するソフトウェアの需要が一巡したことなどもあり、前年同期より減少(収益認識に関する会計 基準による影響額を除く)した。

サイト広告販売事業の営業収益は、掲載単価の改善により前年同期より増加した。「App Pass」の第1四半期の運用受託収益は、「App Pass」利用者数の減少に伴い前年同四半期で減少した。 

また、2021年2月よりサービスを開始した「みんなの電子署名」のプロモーション活動により、広告宣伝費を含む第1四半期の営業費用は、前年同期より増加(収益認識に関する会計基準による影響額を除く)している。

■通期予想は引き続き非開示
2022年3月期通期の業績予想は非開示で、同社は第2四半期累計期間の業績予想を開示している。通期予想が非開示なのは、新事業の「みんなの電子署名」の業績を含め将来の予想数値を合理的に算定を行うことが困難な状況で、実際の業績では大きく乖離する恐れがあるため、としている。

なお、第2四半期累計期間の業績は、以下のとおり。

営業収益1億8700万円(前年同期比61.3%減)
営業損益1億6500万円の赤字(前年同期100万円以下の赤字計上)
経常損益1億6400万円の赤字(前年同期700万円の黒字)
最終損益1億6400万円の赤字(前年同期100万円以下の赤字計上)


 
株式会社べクターホールディングス
https://corp.vector.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社べクターホールディングス
設立
1989年2月
代表者
代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2656
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