スクウェア・エニックス、2021年3月期の決算は売上高29%増の2511億円、営業利益77%増の556億円と過去最高業績

スクウェア・エニックスの2021年3月期(第13期)の決算は、売上高2511億6800万円(前の期比28.9%増)、営業利益556億6800万円(同76.9%増)、経常利益587億9600万円(同83.6%増)、最終利益413億9600万円(同70.8%増)と大幅な増収・増益を達成した。売上・利益ともに過去最高となった。


・売上高:2511億6800万円(同28.9%増)
・営業利益:556億6800万円(同76.9%増)
・経常利益:587億9600万円(同83.6%増)
・最終利益:413億9600万円(同70.8%増)


業績推移は以下のとおり。
 


スクウェア・エニックス・ホールディングスの決算発表より、デジタルエンタテインメント事業と出版事業、ライツ・プロパティ事業の概況を再掲しておこう。


■デジタルエンタテインメント事業
HD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいては、「FINAL FANTASY VII REMAKE」「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」等の大型タイトルの発売があったことに加え、カタログタイトルの販売が好調に推移したこと、ライセンス収入等により、前期比で増収となった。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、前期に「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエストX」の拡張パッケージの発売があったため減収となったものの、同タイトルの継続課金収入等は好調に推移した。

スマートフォンゲームは「ドラゴンクエストウォーク」や「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」等の既存タイトルが堅調であったことに加え、「ドラゴンクエストタクト」、「オクトパストラベラー大陸の覇者」及び「NieR Re[in]carnation」の収益貢献によって、前期比で増収となった。


■出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っている。マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加した。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前期比で増収増益となった。


■ライツ・プロパティ等事業
主として同社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っている。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックの販売等が好調に推移したことから、前期比で増収増益となった。
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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