NFTゲームに注目集まる Mythical GamesがシリーズBで7500万ドル(約82億円)を資金調達…累計額は約131億円に

NFTゲームをメインとした次世代ゲームスタジオMythical Gamesは、WestCapが主導する7500万ドル(約82億円)の資金調達をシリーズBで受けたと発表した。

今回のラウンドには、01 AdvisorsとGary Vaynerchuk氏のVaynerFund、Galaxy Digital、Javelin Venture Partners、Alumni Ventures、Struck Capitalなどの既存の投資家も参加している。これにより、これまでの調達額は1億2000万ドル(約131億円)となった。

Mythical Gamesは、今回の資金調達により、最初のゲームであるBlankos Block Partyへの投資、他のゲームプラットフォームへの拡大、今年後半から2022年に発売される新プロジェクトに向け、プレイ可能なNFTを通じたゲームにおける所有権の導入をさらに推進していくという。

Mythical Economic EngineとMythical Marketplaceを通じて、「ゲーム開発者がプレイヤーが所有する独自の経済を作り出すためのプラットフォームを提供し、コンテンツ制作者やブランドにゲーム内資産の所有権を促進するための新しいツールを提供する」としている。

これまでゲームプレイヤーは、他のオンラインゲームのデジタルアイテムに何十億ドルも投資してきたものの、ゲーム上の利点以外に具体的な利益を得る方法はなかった。

また、購入したコンテンツは利用規約などにより、譲渡や売却ができなかった。また利用規約を度外視しして、アカウント売買などを行おうとすると、詐欺に遭う可能性もあることや、利用規約違反によって、アカウントを失う恐れもあった。

同社はMythical Marketplaceを通じて、「プレイヤーは本物であることを証明する安全でセキュアな取引で、自分のNFTを他のプレイヤーにリアルマネーで売却することで、金銭的、希少性、時間的な努力の価値を解き放つことができる」と説明している。

なお、Mythical Gamesは、 Activision、Oculus、EA、Zyngaのベテランや元幹部らと、オンラインチケット販売のStubhub、オンラインを主軸にした証券会社Charles Schwabらによって構成されている。