メディアシーク、21年7月期の決算は営業利益711%増…「バーコードリーダー/アイコニット」やスマホゲームなど好調

メディアシーク<4824>は、6月7日、2021年7月期の第3四半期(20年8月~21年4月)の連結決算を発表し、売上高15億3100万円(前年同期比9.5%減)、営業利益1億7200万円(同711.2%増)、経常利益2億2600万円(同107.2%増)、最終利益1億2000万円(同148.9%増)と大幅増益となった。「バーコードリーダー/アイコニット」やスマートフォン向けゲームなど各種情報サービスが好調に推移したことが主な要因だ。


・売上高:15億3100万円(同9.5%減)
・営業利益:1億7200万円(同711.2%増)
・経常利益:2億2600万円(同107.2%増)
・最終利益:1億2000万円(同148.9%増)


同社グループは、法人事業において、主に国内の法人クライアントに対するシステムコンサルティング業務による売上を計上し、コンシューマー事業においては、累計3300万ダウンロードを達成したスマートフォン向け無料提供アプリ「バーコードリーダー/アイコニット」による広告収入のほか、スマートフォン向けゲーム等各種情報サービスによる売上を計上した。

また、第1四半期より新たに発足した、法人事業及びコンシューマー事業の事業領域を横断し、将来に向けた先進的な新規ビジネスを模索する新規事業セグメントにおいては、2020年11月よりオンラインレッスンに対応した新たなサービスプラットフォーム「マイクラスリモート」を提供開始し、新たな市場ニーズへの対応を進めている。

なお、同社グループの連結子会社であったデリバリーコンサルティング及びDELIVERY INTERNATIONAL THAI CO., LTD.の2社について、第2四半期末をもって同社グループの連結子会社から除外され、デリバリーコンサルティングについては同社グループの持分法適用関連会社となっている。

セグメント別の状況は以下のとおり。

(法人事業)
法人事業においては、主に国内の法人クライアントに対するシステムコンサルティングサービスを実施した。その結果、同事業の第3四半期累計の売上高は、11億3300万円(同18.1%減)、セグメント利益は、2億1700万円(同78.6%増)となった。

なお、同社グループの連結子会社であったデリバリーコンサルティング及びDELIVERY INTERNATIONAL THAI CO., LTD.の2社について、第2四半期末をもって同社グループの連結子会社から除外され、デリバリーコンサルティングについては同社グループの持分法適用関連会社となったことから、第3四半期以降の上記2社の売上高及びセグメント利益については法人事業の売上高及びセグメント利益に含まれていない。


(コンシューマー事業)
コンシューマー事業においては、令和3年4月に累計3300万ダウンロードを達成したスマートフォン向け無料提供アプリ「バーコードリーダー/アイコニット」を中心としたスマートフォン向け広告収入のほか、スマートフォン向け恋愛シミュレーションゲームなど各種情報サービスによる売上を計上した。その結果、同事業の第3四半期累計の売上高は、3億9600万円(同29.1%増)、セグメント利益は、1億7400万円(同236.1%増)となった。


(新規事業)
第1四半期より新たに発足した新規事業においては、令和2年11月よりオンラインレッスンに対応した新たなサービスプラットフォーム「マイクラスリモート」を提供開始したほか、ブレインテック、スクール事業者向け動画配信プラットフォーム展開及び店舗経営事業者向けトータルソリューション展開等の領域で活動を行った。

その結果、第3四半期累計の売上高は、100万円、セグメント損失は、7300万円となった。なお、売上に比して多くのセグメント損失を計上しているが、これは、当活動が第3四半期累計において、事業立ち上げのフェーズにあり、本格的に売上を計上するフェーズにないため。