リックテレコム、AIシステム開発の「テスト手順」を解説した技術解説書「AIソフトウェアのテスト――答のない答え合わせ [4つの手法]」を刊行


リックテレコムは、AIシステム開発における「テスト手順」を解説した技術解説書「AIソフトウェアのテスト――答のない答え合わせ [4つの手法]」を刊行した。

本書はAI向けの全く新しいテスト手法として、メタモルフィックテスティング、ニューロンカバレッジ、最大安全半径、網羅検証の4つを紹介する。教師あり機械学習で開発したディープニューラルネットワークおよびアンサンブルツリーが解く分類問題(画像識別)と回帰問題(価格予測)の実例を交え、4つの手法の原理と手順を解説。それぞれのチュートリアルを通じて実践スキルも身に付く。

◆本書の構成
まず、AIの専門家でない方々に向けて、1章ではできるだけ平易に「AIとは何か?」の説明から始める。続く2章では、AI開発におけるテストの難しさと、考え方を説明する。3章からはいくつかのテスト技術について説明するとともに、テストを実行するためのソフトウェアの導入方法や実行例も含めながら詳しく解説することで、読者がAIソフトウェアのテストを実践できるようになることを目指す。

▼必要な前提知識
・ソフトウェア開発の基礎知識だけでよく、AI/機械学習やソフトウェアテストの専門知識は不要。
・4章から7章のチュートリアルは、Pythonを知らなくても体験できる。
・集合演算や論理式には簡単な記号だけを使っており、高校初級程度の数学の知識があれば、より深く内容を理解できる。
・数式やプログラムコードを読み飛ばしても、概要を理解できるよう構成している。

▼目次
序章 A I システムとテスト
1章 AIとは何か?
2章 AIソフトウェアのテストの難しさ
3章 チュートリアルの準備
4章 メタモルフィックテスティング
5章 ニューロンカバレッジテスティング
6章 最大安全半径
7章 網羅検証

<書籍情報>
書名:AIソフトウェアのテスト――答のない答え合わせ [4つの手法]
著者: 佐藤直人・小川秀人・ 來間啓伸・明神智之
判型:B5変型判
ページ数:264
定価:3,080円
ISBN:978-4-86594-291-0
刊.:2021年5月
発行・発売元:株式会社リックテレコム

▼リックテレコム書籍サイト
http://www.ric.co.jp/book/contents/book_1291.html