CRI・ミドルウェア、3月中間期の営業利益は19.7%増の1.79億円…「CRIWARE」の採用が国内外で広がる

CRI・ミドルウェア<3698>は、2021年9月期の3月中間期の連結決算を発表し、売上高14億6200万円(前年同期比44.9%増)、営業利益1億7900万円(同19.7%増)、経常利益1億7900万円(同18.9%増)、最終利益1億1400万円(同5.4%増)と増収増益となった。「CRIWARE」の採用が国内外で広がり、業績拡大につながった。


・売上高:14億6200万円(前年同期比44.9%増)
・営業利益:1億7900万円(同19.7%増)
・経常利益:1億7900万円(同18.9%増)
・最終利益:1億1400万円(同5.4%増)


① ゲーム事業
売上高は11億3600万円(前年同期比64.6%増)、セグメント利益は1億9400万円(前年同期比40.4%増)となった。

ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」のライセンス売上は、スマホF2P向けが好調に推移したことに加え、第1四半期での一括契約締結も全体を押し上げ、増加した。

また、海外向けは、中国市場でCRIWAREの認知度が向上し大型タイトルへの採用が進むとともに、ゲームサウンドや音声収録などコンテンツ制作の受注も好調に推移し、大きく伸張した。

ウェブテクノロジは前年同期比微減、ツーファイブはグループ各社との営業連携により中国向け案件の受注が増加した。なお、アールフォース・エンターテインメントの損益計算書を前年第4四半期より新たに連結している。


② エンタープライズ事業
売上高は3億2600万円(前年同期比2.3%増)、セグメント損失は1500万円(前年同期は1000万円のセグメント利益)となった。

組込み分野は、ネットワーク組込みシステムの継続受注、音響補正ソリューションの追加ライセンス受注などがあったものの、前年同期にあった一括ライセンス売上がなくなったことや新型コロナウイルス感染症の影響でカラオケ関連の新規受注が延伸したこと等により、減少した。

新規分野は、Web動画ソリューションの収益拡大に時間を要しているものの、デジタル展示会プラットフォーム「CRI DXExpo(シーアールアイ ディーエックスエキスポ)」の売上が第1四半期に初計上され、増加した。


 
■2021年9月通期の見通し

2021年9月通期は、売上高29億円~32億円(前期比23.4%増~36.2%増)、営業利益5億円~5億8000万円(同9.4%増~26.9%増)、経常利益5億円~5億8000万円(同9.2%増~26.7%増)、最終利益3億4600万円~4億0200万円(同7.2%減~7.7%増)を見込む。


・売上高:29億円~32億円(前期比23.4%増~36.2%増)
・営業利益:5億円~5億8000万円(同9.4%増~26.9%増)
・経常利益:5億円~5億8000万円(同9.2%増~26.7%増)
・最終利益:3億4600万円~4億0200万円(同7.2%減~7.7%増)
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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