ファンコミ、第1四半期(1~3月)は売上高12%減、営業益28%減 新型コロナ流行による一部広告主の予算削減が影響 「nend」の稼働広告主も減少

ファンコミュニケーションズ<2461>は2021年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による一部広告主の予算削減や消費者の消費に至る導線の変化などの影響により減収減益となった。

売上高68億4000万円(前年同期比12.1%減)
営業利益6億2600万円(同28.1%減)
経常利益6億5900万円(同24.1%減)
最終利益4億4700万円(同23.6%減)
 

①CPAソリューション事業…売上高54億9400万円(前年同期比3.4%減)、セグメント利益9億2500万円(同10.1%減)
受注件数は徐々に増加傾向が見られるものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一部広告主の予算削減などの影響を受け減収となった。

②ADコミュニケーション事業…売上高12億300万円(同37.6%減)、セグメント損益5000万円の赤字(前年同期1億1700万円の黒字)
新規事業の企画・開発を推進した一方、大手プラットフォーマーへの広告予算の寡占化を背景として、「nend」の稼働広告主が減少したことにより減収となった。

③その他…売上高1億4200万円(同16.8%減)、セグメント損益800万円の赤字(前年同期2400万円の赤字)
ブログメディア事業においてPV減少に伴い広告収入が減少したことや受託開発事業で大口顧客との取引が減少し減収となった一方、ゲーム事業の売上の増加やコスト削減効果で損失は縮小した。

なお、2021年12月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高289億円(前期比1.6%減)
営業利益27億2000万円(同4.7%減)
経常利益27億4000万円(同8.2%減)
最終利益18億9000万円(同5.1%減)
 
株式会社ファンコミュニケーションズ
http://www.fancs.com/

会社情報

会社名
株式会社ファンコミュニケーションズ
設立
1999年10月
代表者
代表取締役社長 二宮 幸司
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2461
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