パイオニア、子会社インクリメント・ピーの事業をポラリス系ファンドに譲渡

パイオニアは、完全子会社であり地図事業を営むインクリメント・ピーの全事業を、ポラリス・キャピタル・グループが運営するポラリス第5号投資事業有限責任組合等が保有する特別目的会社である PIP ホールディングスに対して譲渡する。それに先立ち、パイオニアは、インクリメント・ピーを吸収合併する。なお、取引の実行日である6月1日に、PIPホールディングスは、商号を「インクリメント・ピー」に変更する予定。

この取引は、パイオニアの新たな成長に向けた施策の一環として行われるもので、ソリューションサービス企業への変革を一段と推進することになる、としている。また、パイオニアと新生インクリメント・ピーは最重要パートナーとして、地図データの開発や提供における協業を継続していくとのこと。

インクリメント・ピーは、パイオニアのカーナビ向けの地図データ開発を目的として 1994 年の創業以来、「MapFan(マップファン)」地図サービス、法人向け地図サービス、地図データベース、位置情報サービスなどを手がけている。そのなかで、位置情報ゲームを提供していた時期もあった。今後、より幅広い用途に向けた地図データと関連サービスの開発など地図事業におけるさらなる成長を図る。