インフォコム、21年3月期は営業利益31%増の108億円と大台達成…「めちゃコミ」が拡大けん引 海賊版サイトの影響も顕在化

インフォコム<4348>は、この日(4月27日)、2021年3月通期の連結決算を発表し、売上高680億5500万円(前の期比16.6%増)、営業利益108億1200万円(同31.7%増)、経常利益109億3600万円(同32.3%増)、最終利益62億7600万円(同13.2%増)と大幅増益を達成した。初の100億円の大台乗せとなった。「めちゃコミック」を中心とするネットビジネスが初の売上高400億円となるなど好調に推移した。ただ、第4四半期に入って海賊版サイトの影響が顕在化してきたという


・売上高:680億5500万円(前の期比16.6%増)
・営業利益:108億1200万円(同31.7%増)
・経常利益:109億3600万円(同32.3%増)
・最終利益:62億7600万円(同13.2%増)


① ネットビジネス・セグメント
売上高は440億2700万円(前年同期比33.5%増)、営業利益は79億0900万円(同59.7%増)となった。電子コミック配信サービスは、「めちゃコミック」でのデータ分析をベースとした各施策(無料連載・独占先行配信・オリジナルコミック等)が奏功し、さらに外出自粛による需要増も加わり、好調に推移した。第4四半期に海賊版サイトの影響が顕在化したものの、大幅増収となり、売上高は同サービス開始以来初となる400億円を突破した。


② ITサービス・セグメント
売上高は240億2700万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は28億9200万円(同11.0%減)となった。ヘルスケア事業の病院向けは第2四半期累計において、前期特需(改元・消費税増税対応)の反動減とコロナ禍による影響を受けたが、前期末に向けて業績が回復した。また、企業向けITサービスは営業活動の工夫等により、前年並みの業績となった。


 
■2022年3月通期の見通し

2022年3月通期は、売上高770億円(前の期比13.1%増)、営業利益110億円(同1.7%増)、経常利益110億円(同0.6%増)、最終利益73億円(同16.3%増)を見込む。


・売上高:770億円(前期比13.1%増)
・営業利益:110億円(同1.7%増)
・経常利益:110億円(同0.6%増)
・最終利益:73億円(同16.3%増)
インフォコム株式会社
https://www.infocom.co.jp/ja/index.html

会社情報

会社名
インフォコム株式会社
設立
1983年2月
代表者
代表取締役社長CEO 黒田 淳/代表取締役 竹原 教博
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
4348
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