経営破綻したStarbreezeの再建着々 スマホ向け『PAYDAY』ベータ版が2021年、PC・コンソール向け『PAYDAY 3』は2023年に



Starbreezeは、スマートフォン向け『PAYDAY Crime War』の再配信に向け、PopReach Corporationとライセンス契約を締結したと発表した。

Starbreezeは、25万ドル(約2700万円)を今回の契約の一時金として受け取るという。一方でPopReach Corporationは開発中だった『PAYDAY Crime War』の完全なソースコードと「PAYDAY 2」のコンテンツへのアクセス権を受け取る。また同ゲームに関する継続的な開発、マーケティング、運営、ユーザー獲得にかかるすべての費用を負担するとしている。

Starbreezeは、ゲーム発売後、PCとコンソールのライセンス契約と同等の純売上高に応じた段階的なロイヤルティを受け取るようだ。また本タイトルのすべてのIP権を保持するという。さらにバルセロナにいるチームメンバー5人を『PAYDAY 3』の開発に異動している。

同社は、2018年12月に経営破綻し、ストックホルム地方裁判所に再建の申請を行っていた。3月には、KochMediaと『PAYDAY3』のリリースについて契約を行っており、「会社の軌道を変えることができた」とCEOのTobias Sjögren氏は説明している。

今後のスケジュールとして、『PAYDAY Crime War』を2021年末までにベータ版を、『PAYDAY 3』を2023年にPCとコンソールでそれぞれ配信予定。

『PAYDAY Crime War』は警官と強盗が戦う4vs4のアクションクライムシューティングゲームとなる。2019年にソフトローンチしていたものの、NBCUniversalのモバイルゲーム部門閉鎖に伴い、配信が宙に浮いていた。