HEROZ、第3四半期(5~1月)は売上高0.5%増と増収確保 AI(BtoC)サービスが巣ごもり需要で活性化 採用強化など中長期の成長に向けた投資も

HEROZ<4382>は、3月12日、2021年4月期の第3四半期累計(5~1月)の決算(非連結)を発表、新型コロナウイルス感染症に起因して、AI(BtoB)サービスは商談機会減少などによるマイナス影響を受けたものの、AI(BtoC)サービスの巣ごもり需要の活性化などによるプラス影響を受けて、前年同期比で増収を確保した。

なお、減益はAI(BtoB)サービス開発リソース拡充を目的とした採用を強化していることなど中長期的な成長に向けた投資を行っていることが影響している。

売上高11億2700万円(前年同期比0.5%増)
営業利益2億1500万円(同33.7%減)
経常利益2億600万円(同23.5%減)
最終利益1億4000万円(同23.7%減)
 

AI(BtoC)サービスは、全国的な外出自粛影響による巣ごもり需要の活性化やイベント開催等の影響もあり、AIによるサポート機能等を搭載したスマートフォンアプリ『将棋ウォーズ』が引き続き安定した収益を上げた。

AI(BtoB)サービスは、ディープラーニングなどの機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」に関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に「HEROZ Kishin」を拡販しているが、政府や東京都から発出された緊急事態宣言中に商談機会が減少したことによる影響が継続し、初期設定フィーの獲得に遅延が生じている。

なお、2021年4月期通期の見通しは、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高17億円(前期比10.1%増)
営業利益2億3000万円(同49.9%減)
経常利益2億2000万円(同45.6%減)
最終利益1億5000万円(同41.3%減)
HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高29億8000万円、営業利益2億5700万円、経常利益2億1600万円、最終損益5億7400万円の赤字(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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