【インタビュー】「利害を調整しつつ目標に向かって粘り強く取り組む力が必要」積極採用中のブシロード。ゲーム担当役員の広瀬氏に仕事内容や求める素養を聞いてみた


株式会社ブシロードは、ゲーム関連事業の人材を積極的に募集している。IPディベロップメントカンパニーを掲げ、ゲームやアニメ、音楽制作、ライブ、舞台、グッズまで幅広く手掛けており、急成長を遂げている。いまや業界で知らない人はいないだろう。
 
ただ、その知名度の割に、”中の人”がどのような仕事をしているのか、わかりづらい部分があるのではないだろうか。今回、ゲーム事業を取り仕切る広瀬和彦氏にインタビューを行い、業務内容とその特徴、魅力、求めている人物像について話を聞いてみた。(提供:ブシロード)
 

■制作部隊を持たないIPディベロップメントカンパニー…その強みとは


——:まずは広瀬さんが担当しているデジタルコンテンツ部の事業内容について教えてください。
 
デジタルコンテンツ部ではゲーム事業を中心に、アニメなどのメディア展開を含めたプロジェクトの実務を行っています。
 
ブシロードの社内では開発・制作は行っておらず、プロデュースや進行管理、プロモーション、広報といった業務を集中的に担っています。そして、開発や機能ごとに組織を分けている会社が多いですが、ブシロードではひとつのプロジェクトチームにこれらの業務を担うスタッフが集まっており、すべての業務を行っている点に一番の特徴があると考えています。

 
——:制作部隊を持たない理由と、メリットについてお聞かせください。
 
制作部隊を持つと、プロジェクトや企画を進める段階から、内容を開発側の意向に引っ張られてしまいがちです。経営的な観点で言えば、開発の仕事がないと人件費だけかかってしまい、開発のために仕事を作るといった、逆転的な事態も起こりかねません。
 

メリットとしては、プロデュースやプロモーションの観点から事業を行っているため、コンシューマーやスマホなどその時の市場に適した事業に比重を移しやすいといった点が挙げられます。
 
——:プロデュースに特化することで、会社の強みを活かしているんですね。ブシロードはコンテンツの海外展開も積極的に行っていますが、具体的な内容について教えてください。
 
基本的にはブシロードで携わっていたゲームをローカライズし、海外展開しています。ゲーム会社がライセンスやメディア展開を行う際には、ブシロードが積極的に協力を行います。
 
——:ゲームだけではなく、アニメや音楽制作、ライブ、舞台などの同時展開を可能としている要因についてお聞かせください。
 
ゲームやアニメなどの展開がチームごとにまとまっているため、縦割りの障害が少ない体制になっています。意思決定やメディアミックスもフラットで、非常に動きやすいです。フットワークの軽い組織であるがゆえに個々人のノウハウも高く、アニメ・ゲームなど幅広い分野に詳しい人材が多いというのが要因だと考えています。
 
——:国内を中心に働く方に求められる素質は、どういった部分でしょうか?
 
幅広い仕事や業務に触れ、ノウハウを早く吸収ができる方が向いています。逆に言うと、一部だけに特化している専門職的な働き方を求める方には、なかなか難しいかもしれません。
 
当然ですが、チーム内で円滑なコミュニケーションがとれるかは重要な部分です。「こんなコンテンツを作りたい!」と入社したときの情熱を失わず、初志貫徹できる方が好ましいですね。

 
——:海外展開のチームとして働く場合は、どのような素養が求められているのでしょうか。
 
海外展開においては、原作の守るべき部分や海外に合わせる部分の理解力、判断力が重要なところですね。
 
ただ単純にゲームが好きというよりは、作品をどう扱えば世界に広まるのかといった、高い視野に立った考えを持つことが大切だと思っています。
 

コンテンツとして成立させ、海外に流通させていくためには何が必要なのかを勉強しなくてはなりません。
 
また、アニメ・ゲームのセリフやテキストでは、一般的な生活では出てこない単語が使われる場合もあります。そのため、日本語というより、日本の幅広い文化的な部分の知識と理解が必要とされている仕事ですね。

 
——:コンテンツとして目指すべき方向性を定めながら、ゲームやアニメのスタジオなどと協力してコンテンツを作っていくわけですね。通常のゲームやアニメ会社とは少し違った素養、能力が求められるようにみえるのですが、その点はいかがでしょうか。
 
意見の食い違いや急な方針の転換などがよくあり、それを調整していくというのは開発とはまた違ったストレスやプレッシャーがかかる仕事なのは間違いないと思います。そんな仕事と向き合えるような、精神面がタフな方がいいでしょうね。
 
ゲームだけでなく音楽や制作、イベントといった様々な案件に絡むため、情報を逐一共有しないと回らない仕事です。ブシロードではそういった様々な案件について、自由に相談できる構造にはなっているのでご安心ください。

 
——:御社に入社したいという場合、ブシロードのコンテンツを好きである必要はありますでしょうか?
 
その必要はありません(笑)。ですが、アニメ・ゲームが好きな人が多いです。コンテンツ事業を立ち上げるプロデューサーとしての仕事が経験できる機会も多いので、プロデュース業をやりたいという方にもピッタリだと思います。
 
——:今後のデジタルコンテンツ部について、どのように発展させたいかをお聞かせください。
 
事業の種類が幅広いため、それぞれの分野をレベルアップさせていくことはもちろん、プロジェクトもマーケットの変化に応じて増やしていきたいと考えています。
 
また、今後はゲームや音楽、イベント、グッズとはまた違った分野が誕生していくと考えています。どのように事業に絡んでいくのかは具体的に分からないですが、それを見つけて取り込んでいくというのが、デジタルコンテンツ部を含めた会社全体の課題でもあると思っています。

 
——:最後にメッセージをお願いします。
 
学べる機会やノウハウが多く、短い期間の中で大きく成長ができる会社になっていると思います。自分の業務の幅を広げたい、次のステップを探したいと望む人達にピッタリな場所なので、そういう方はぜひブシロードに応募していただきたいです。
 

——:ありがとうございました。


現在、ブシロードではオープンポジションとして総合職を採用中だ。特に、デジタルコンテンツの海外展開を一緒に手がけられる人物を積極採用中になるので、興味のある人は以下の採用ページより応募してみてはいかがだろうか。
 

ブシロード採用サイト

株式会社ブシロード
http://bushiroad.com/
IPディベロッパー、それはIPに翼を授けること。 オンラインサービス充実へ
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会社情報

会社名
株式会社ブシロード
設立
2007年5月
代表者
代表取締役社長 木谷 高明
決算期
6月
直近業績
売上高487億9900万円、営業利益33億8500万円、経常利益45億300万円、最終利益20億5000万円(2023年6月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7803
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