アキナジスタ、MCMを割当先とする新株予約権を発行 調達資金はスマフォとソーシャルアプリ開発に充当

 アキナジスタ<495>は、1月31日、第三者割当による新株予約権を発行するとともに、コミットメント条項付第三者割当契約を締結する、と発表した。  割当先は、マイルストーン・キャピタル・マネジメント(MCM)で、発行する新株予約権数は140個。有償発行で、予約権1個の発行価額は1350円で、総額は18万9000円となる。また新株予約権について、行使価額6800円・潜在株数7000株の固定で、新株予約権行使による資金調達額は4760万円となる。発行に係る費用概算を差し引いた手取概算額は4210万円。  同社では、様々な資金調達を検討し、関係者と協議を重ねたところ、希薄化の上限が明確で特定の支配株主が出現せず、既存株主への影響が少ないことや、親会社から独立する際に買い取った自己株式が有効活用できること、公募増資や借入は困難であること、不足の課題支出がなければ資金繰りに一定の余裕があることなどから、今回のスキームによる資金調達が望ましいと判断した、としている。  調達した資金については、ソーシャルアプリ分野やスマートフォン分野進出のためのソフトウェア開発のほか、既存の広告ネットワークシステムの収益性をより高めるためのシステム開発資金に充当する予定。  同時に、同社代表取締役の大林浩氏と、MCMの間で、普通株式1000株の株式貸借契約を締結したと発表した。マイルストーン・キャピタル・マネジメントでは、借りる目的について、新株予約権の行使で取得する普通株式の範囲内において、ヘッジ目的で行う売却に限る旨で合意しているとのこと。この結果、MCMは、アキナジスタの普通株式1000株(発行済み株式の10.9%)を保有する第2位株主となる。