テンセントゲームズのTiMi Studios、国連環境計画「Playing for the Planet Alliance」に参画…環境問題をゲームに取り込む活動に賛同


テンセント傘下でグローバル市場におけるゲーム開発を担うテンセントゲームズ(Tencent Games)に所属するTiMi Studiosは本日(3月2日)、ゲーム業界が連携して脱炭素化と環境活性化をゲームコンテンツに取り込む活動「Playing for the Planet Alliance」に参画することで、国連環境計画(UNEP)に貢献していくことを発表した。

TiMi Studiosはビデオゲームの内外で教育的な体験を創出することで、今後1年間で1億1000万を超えるプレイヤーが気候に関する深刻な問題に取り組む体制を整えていく。また、TiMi Studiosはゲーム業界の各企業が集まり、プレイヤーへの教育機会を通して気候変動への意識を高めるための革新的な方法を模索するための「Green Game Jam initiative」に参加するとともに、新たな脱炭素化の取り組みを探求していく。さらにTiMi Studiosとしても、今後12ヶ月間で二酸化炭素排出量を削減する方法を検討していく。

2019年9月の国連気候行動サミットにおいて設立した「Playing for the Planet Alliance」は、UNEPが主導しゲーム開発者が互いに協力することで環境問題への意識を高める活動として、ソニー、Microsoft、Ubisoft、Supercell、iDreamSkyなどがメンバーとして名を連ねている。TiMi Studiosは本活動メンバーとして、初となる中国のゲーム開発会社であり、「Call of Duty: Mobile(コールオブデューティ モバイル)」や「伝説対決 -Arena of Valor-」、「Honor of Kings(王者栄耀)」および近日中に配信予定の「Pokemon UNITE(ポケモンユナイト)」などの人気ゲームの開発元。


■テンセントのバイス・プレジデント 兼 TiMi StudiosのプレジデントであるColin Yao氏
「優れたゲームは社会に良い影響を与えることができます。気候変動に対する世界規模での対策を支える役割を、同社が担えることを大変光栄に思うと同時に、同社の参画や活動によって、ビデオゲームがどのような影響を与えることができるかだけでなく、より良い変化を生み出すことを探求するゲーム開発者が、これまで以上に増えていくことを願っています。このたびの活動参画は、単なる始まりに過ぎません。同社は今後も継続的に、ゲームデザインで必要となる中核要素を応用することで、世界にまたがる同社のプレイヤーコミュニティに対して、サスティナビリティへの意識を高める方法を追求していきます」


■UNEPの教育・青少年事務局長 兼 Playing for the Planet Alliance共同設立者のSam Barratt氏
「世界中で3人のうち1人にリーチできる可能性を持つビデオゲーム業界は、無類の訴求力を持っていることから、世界中の数十億人から注視されています。気候変動の問題は、世界が全力を挙げて取り組むべき緊急課題であり、TiMi Studiosがその創造性と規模の大きさを活かし、世界中のオーディエンスに気候変動に対する行動を促す積極的な取り組みへの支援を発表したことは、私たちを大いに勇気づけてくれました」
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