コロプラとTangerine、商業施設向け分析サービスを提供開始 大型ショッピングモール実店舗にてトライアル導入


コロプラ<3668>のおでかけ研究所は、リアル行動データプラットフォーム「Tangerine nearME(タンジェリン ニア ミー)」を展開するTangerineと、商業施設向け分析サービスの連携を開始し、2020年11月より大型ショッピングモール実店舗にてトライアルを行っていることを発表した。

コロプラおでかけ研究所は、これまで商業施設運営会社等へ位置情報ビッグデータを活用したエリアマーケティング分析、コンサルティングサービスを提供してきた。高品質な位置情報ビッグデータを丁寧に解析することによって人の流れを可視化し、可視化したデータから得られる気づきを具体的な施策に落とし込み、多くの施設運営会社様と併走してきた。

しかしながら、従来のサービスには2つの課題があった。

1つ目の課題は、位置情報ビッグデータでは施設内の人の流れがわからないこと。競合店を含めたエリアマーケティング分析を行えば、イベントや施策、リニューアル等の効果検証を精緻に把握することが可能だが、施設内の人の流れが把握できないためテナントの最適化提案等はできなかった。

今回、自社制作のセンサーを強みとしているTangerineと連携することで、施設内の人の流れを把握可能に。また各種センサーのリアルタイムデータを閲覧できるダッシュボードサービスもTangerineが制作しており、コロプラおでかけ研究所のエリアマーケティング分析結果についても同ダッシュボード内で確認できるよう連携を進めている。

2つ目の課題は、人を実際に呼び込む施策バリエーションが少なかったこと。今回新たな機能として位置連動広告配信サービスを拡充した。位置情報ビッグデータを解析して得られた居住地や勤務地などに加えて、施設来訪履歴などと掛け合わせ、配信ターゲットを厳格に指定し配信可能となっている。来店確度が高いユーザーに直接配信できることで、効率的にターゲット来店を促進可能となる。

(※位置情報ビッグデータは統計処理をしており、個人を特定できる情報は一切含まれておりません)

上記、コロプラおでかけ研究所とTangerineの連携サービスの有用性と安全性等を確認することを目的に、大型ショッピングモール実店舗でトライアル実施を行っている。

【商業施設の商圏エリアからインストアまでファネル分析サービスについて】
今回のサービス連携により、位置情報ビッグデータを活用した競合施設を含む商圏エリアマーケティングから、自社商業施設のインストアマーケティング(Tangerine nearME Retail Analytics)まで一気通貫で分析が可能になった。

コロプラおでかけ研究所のエリアマーケティングサービスは、膨大な位置情報ビッグデータを解析することで、自社商業施設だけでなく競合施設周辺居住者の各施設利用率などを可視化することを可能にする。

Tangerine nearME Retail Analyticsはオフライン行動分析をするサービス。施設内の来店者数の分析を行い各フロアの流量をデータ化し、施設運営や新しい施策の企画などに活用していくことができる。

今回これらのサービスを導入することで近隣商圏動態調査から施設内の動態までファネル分析が可能になり、現状把握、テナント誘致、イベント施策の企画効果検証などを定量的に行うことを可能にする。またこれらのファネル分析から導き出されたターゲットに対して、来店に繋げる効果的な位置連動広告配信も可能。

 

1.コロプラおでかけ研究所  エリアマーケティング分析サービスについて
国内2,000万台以上のスマートフォンの位置情報を24時間365日記録された膨大な位置情報ビッグデータを解析することにより、調査対象者の居住地、就業地、各店舗の来店有無を可視化することが可能。本分析サービスを活用することで、施設運営における売上拡大に寄与するターゲットの明確化からマーチャンダイジング、効果的なプロモーション企画等に活用が可能。
 


2.コロプラおでかけ研究所  位置連動広告配信サービスについて
国内最大級の広告配信在庫に対して、性別・年代等のプロファイル情報と、生活エリアや施設来訪履歴など位置情報履歴の掛け合わせをした配信ターゲットを選択が可能。これまでにない広告のピンポイント配信が可能で効果的な広告配信をすることが可能となる。



3.Tangerine  nearME Retail Analyticsについて
neraME Retail Analyticsとはリアル店舗の起きている課題を見える化するオフライン行動分析プラットフォームサービス。店舗の店外通行客数の把握から入店する来店客の人数をカウントする事で今まで見えなかった入店率を把握する事ができる。

これにより、店舗のマグネット効果を数値化でき、今まで定性的な判断でしか入店率を分析できなかった課題を定量的に判断できるようになる。これにより、新しい店舗の分析指標として活用する事ができるようになる。


 
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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