enish、第4四半期は『ごとぱず』ヒットと構造改革で黒字転換 優良IP中心に年1~2本ペースで投入、『ごとぱず』プロモーション強化も



enish<3667>の第4四半期の業績は、売上高が前四半期比(QonQ)で45.4%増の12億4700万円、営業利益が1億2700万円(前四半期は1億6400万円の赤字)、経常利益が1億2000万円(同1億8300万円の赤字)、最終利益が5600万円(同1億9300万円の赤字)と大幅増収・黒字転換を達成した。
 


2020年10月にリリースした新作『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。(ごとぱず)』の運営成績が好調に推移し、売上が大きく伸びたことが黒字転換の要因となった。ブラウザタイトルの安定した収益の上にオンする格好となった。
 


また、費用面を見ると、『ごとぱず』のヒットで売上に連動して増減するプラットフォーム手数料が増えたものの、広告宣伝費や外注加工費など、それ以外の費用をQonQで3.4%減らすなど収益構造の改革も奏功したとのこと。
 


2021年12月期は、『ごとぱず』のテレビCMを放映するなどプロモーションを強化し、さらなる収益拡大を図る一方、既存タイトルについては売上の維持とコスト管理で収益力の向上させていく考えだ。中国本土や繁体字圏、韓国展開など海外展開も行う。
 


新作タイトルについては、優良IP案件の開発を集中し、年1~2本ペースでリリースしていく方針。パイプラインは3~4本あるとのこと。ここ最近、IP開発に着手するモバイルゲーム会社が増える中、少し異なった展開となっている。
 
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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