オルトプラス、54億円の減資 累損解消し財務体質の健全化へ 業績改善で株主還元も視野か

オルトプラス<3672>は、本日(11月26日)、減資を行うことを明らかにした。資本金37億5578万8238円のうち、27億5578万8238円減らして10億円に、資本準備金37億4478万8238円のうち、26億8917万3440円減らして10億5561万4798円とし、それぞれその他資本剰余金に振り替えた後、繰越利益剰余金に振り替える。

同社では、現在生じている累積損失を解消し、財務体質の健全化を図るとともに、今後の資本政策の柔軟性と機動性を確保し、資本構成の最適化を図るため、としている。振り替え後の繰越利益剰余金の残高は0円となる。

同社は、先に発表した7~9月の決算で、経常利益が2四半期連続で黒字を達成するなど業績が改善。今後の業績復調と株主還元を視野に今回の決定に至ったものと見られる。

なお、12月18日開催予定の第11回定時株主総会で決議したあと、2021年1月31日付で効力発生となる予定だ。
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
企業データを見る