サイバーエージェント、プログラミング総合研究所による「プログラミング能力検定」の運営を開始


サイバーエージェント<4751>は、スプリックスと設立した、プログラミング総合研究所において「プログラミング能力検定」の運営を開始することを発表した。2021年5月までは受検料を無料とするほか、全国での検定実施に伴い広く新規検定会場を募集する。

1.「プログラミング能力検定」概要
小学校でのプログラミング教育の必修化や2024年度の大学入学共通テストで試験教科となるとされている「情報」への対応を見据え、プログラミング教育のニーズは急速に拡大している。サイバーエージェントの連結子会社であるキュレオが全国展開する小学生向けプログラミング教室「QUREOプログラミング教室」はそうしたニーズの高まりを受け、展開開始から一年半で1,900以上の教室を開講し、さらに教室を増やしつつある。

一方、市場のニーズ拡大を背景に、各教育機関がプログラミング教育を推進する中で、その目標設定や評価のためのわかりやすい尺度が欲しいとの声も多く寄せられるようになった。「プログラミング能力検定」はそうした教育機関の声を受けて、プロ総研が開発した検定。

「プログラミング能力検定」は小学生・中学生・高校生を対象に、プログラミングの基礎となる知識を測るための6段階のレベルからなる試験。順次処理、条件分岐、繰り返し、変数など、プログラミングの概念の理解度を体系的に分析・評価することで受検者のプログラミング能力を詳細に測り、それまでの学習成果を証明すると共にその後の効果的な学習に繋げることができる。

本検定は、オリジナルのビジュアルプログラミング言語、およびテキストプログラミング言語に対応しており、幅広い層が受検できる。また2022年度より高校にて必修化される「情報Ⅰ」のプログラミングに関する領域に対応し、2024年度の大学入学共通テストから試験教科となるとされている「情報」のプログラミングに関する問題への対策試験となることを目指す。

受検者は受検後に発行される「成績表」によって高校までに学ぶプログラミング概念に対する、現時点の到達度を詳細かつ客観的に把握することができるので、2024年度の大学受験に向けた準備を行うことができる。また、合格者に送られる「合格証明書」はプログラミングスキルの証明として利用できる。

「プログラミング能力検定」レベル表


2.受検料無料期間について
「プログラミング能力検定」では、想定する受検者層である小学生・中学生・高校生に広くプログラミングに慣れ親しんでもらい、自身のスキルを把握してさらなる学習のモチベーションを高める機会を提供するために、2021年5月までの期間、受検料を「無料」とする。

3.新規検定会場を募集
2020年12月に行う第1回「プログラミング能力検定」は、すでに検定の主旨に賛同した教育機関を中心に1,000以上の会場での実施が決定している。さらなる全国各地での検定実施に伴い、広く新規検定会場を募集。検定会場は現時点でのプログラミング教育の実施有無に関わらず、塾や各種の学校からの申請を受け付ける。検定会場として認定されることで、各塾や学校は、通学している生徒のプログラミングスキルを評価し、指導への活用を行うことができる。尚、検定会場の認定並びに運営に際して費用は一切発生しない。試験の実施に関してもインターネットをベースにしているので、会場側の運営の負荷は極めて少なく進めることができる。

4.検定実施スケジュールと申し込み
第1回プログラミング能力検定は2020年12月7日~12月13日の期間に、全国1,000以上の会場にて実施。また第2回は2021年3月を予定している。検定実施を希望するプログラミングスクール、学校、学習塾等からの会場申請は下記の「プログラミング能力検定 公式サイト」にて随時受け付けている。

■「プログラミング能力検定」公式サイト
https://programming-sc.com/

「プログラミング能力検定」公式サイトイメージ

 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る