フィールズ、9月中間期は売上高62%減、営業損失33億円に拡大 円谷プロ急回復もパチンコ・パチスロの販売低調

フィールズ<2767>は、11月13日、9月中間期の連結決算を発表し、売上高105億9100万円(前年同期比61.9%減)、営業損失33億2700万円(前年同期の営業損失27億5000万円)、経常損失32億4700万円(同経常損失25億3400万円)、最終損失39億2300万円(同最終損失27億5600万円)と大幅減収・赤字幅拡大となった。

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言等を遵守し、上半期の販売予定機種の販売延期等を行ったことで、パチンコ・パチスロの上半期の販売は低調に推移した。パチスロ『BLACK LAGOON4』、ガンダムシリーズパチスロ『シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星』、パチスロ『リングにかけろ1ワールドチャンピオンカーニバル編』の3機種を主に販売し、第2四半期累計のパチンコ・パチスロの販売は1万6500台となった。

円谷プロダクションは、政府の緊急事態宣言による外出制限やイベント開催のガイドラインを遵守したことにより、イベント・ライブショーの中止や規模縮小を余儀なくされた。また、映画の制作に遅れが生じ公開を延期する等、新型コロナウイルス感染拡大の影響を直接受けた。当初は厳しい上半期決算を予想していたが、第2四半期に入り国内および中国のマーチャンダイジングが好調に推移しており、想定を超える回復となった。

デジタル・フロンティアでは、いわゆる巣ごもり消費によって高まる国内ゲーム会社からのCG映像制作を多数受注した。高いCG映像クオリティを維持しつつ半数以上のエンジニアが在宅勤務で映像制作業務を行える体制を短期間で整え、そのニーズに応えた。またこれにより、オフィス面積の縮小によるコスト圧縮効果も見込まれる、としている。
円谷フィールズホールディングス株式会社
https://www.tsuburaya-fields.co.jp/

会社情報

会社名
円谷フィールズホールディングス株式会社
設立
1988年6月
代表者
代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
決算期
3月
直近業績
売上高1171億2500万円、営業利益109億5000万円、経常利益112億1800万円、最終利益82億2100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2767
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