松竹とLINE、Sproot、「松竹DXコンソーシアム」を設立　映画・演劇などのコンテンツや映画館・劇場などのDXを推進

松竹<9601>とLINE<3938>およSprootは、映画・演劇などのコンテンツや映画館・劇場などのDX（デジタル・トランスフォーメーション）の推進とマーケティングの高度化を目的とした「松竹DXコンソーシアム」を設立することを発表した。

近年、エンタテインメントにおける「リアルの場で人と共感する」という体験は多様化し、オンライン（デジタル）との連携は活発になり、様々なコンテンツが次々と生まれている。しかし、新型コロナウィルス感染症が流行し、オフライン（リアル）のコミュニケーションが閉ざされ、エンタテインメント業界は深刻な打撃を受けた。予定されていた公演の多くが中止され、急遽オンラインへ置き換えられ、これまで特別だったオンライン配信（公演）が当たり前の時代になっている。

今回、3社で設立する「松竹DXコンソーシアム」では、リアルをオンラインに置き換えるだけではなく、オフラインとオンラインの融合（OMO）を推進し、新たな顧客体験を創造する。まずは、映画館のDXの推進、顧客データベースの集約と分析によるカスタマージャーニーの可視化より、顧客に対し高価値な映像体験の提供を目指す。オンライン配信におけるマーケティングの高度化により、オフラインに近い体験を実現する新たな配信サービス等を実現し、顧客満足度の一層の向上を図る。

松竹が展開する映画・演劇・お笑いなどのエンタテインメント・コンテンツと映画館・劇場などの施設、LINEのプラットフォーム・先端技術およびデジタルマーケティングに関する知見、Sprootのエンタテインメント関連ビジネスのデジタル化ノウハウを融合し、エンタテインメント業界のDXをけん引することを目指す。