14地区での熱戦スタート！「WGP2020日本選手権」地区大会初日の模様をレポート

ブシロードTCGの公式大会「WGP2020日本選手権」の東京地区＆神奈川・千葉地区大会が、9月5～6日に池袋・サンシャインシティコンファレンスルームで開催された。

WGP（ブシロードワールドグランプリ）は、「カードファイト!! ヴァンガード」や「ヴァイスシュヴァルツ」などブシロードが発売するTCGの日本一を決める、TCGプレイヤーにとって年に一度の大イベント。

例年は全国の都市会場に数千人の選手が集結する形で行われてきたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、大会場での開催は断念。代わりに全国のカードショップ（店舗）で少人数での予選が行われ、予選進出者が14のエリアに分かれ地区大会を行う方式へ変更された。今回は、その初日となった9月5日の模様をお届けしよう。

地区大会初日となった5日は、約100種以上のタイトルが参戦するキャラクターTCG「ヴァイスシュヴァルツ」と2019年にスタートしたブシロード新TCG「Reバース for you」（以下Reバース）の東京地区＆神奈川・千葉地区大会が行われた。各地区大会の優勝者は、11月に行われる全国大会への切符を手にすることができる。

 
 
初のWGPとなったReバースはスピーディーな戦いが特徴的なTCGとあって、息をつかせぬ攻防の連続に。相手の攻撃を紙一重の差でしのぎきった後に見事な逆転勝利を見せる選手も多く見られた。

また選手の使用デッキを見ても、東京地区大会は『東方Project』や『異世界かるてっと』デッキの活躍が目立つ一方、神奈川・千葉地区大会のベスト４には『異世界かるてっと』『ご注文はうさぎですか？ BLOOM』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』、そして8月にトライアルデッキが発売されたばかりの『ホロライブプロダクション』のデッキが並ぶなど、地域ごとの色が目立つ大会となった。

ヴァイスシュヴァルツも静かな会場ながらも熱気は十分に伝わる、白熱の戦いが各テーブルで繰り広げられる。戦略性の高いTCGとあってか選手たちの駆使するデッキや戦略も多種多彩で、ジリジリとした一進一退の攻防が随所に見られた。

 

両大会の決勝進出者の使用タイトルも『デート・ア・ライブ』『Fate/Grand Order』『冴えない彼女の育てかた』『転生したらスライムだった件』と４者４様で、選手たちの練り上げてきた戦略と思いがぶつかり合う戦いに。決勝ラウンド＆３位決定戦もその実力に違わないハイレベルの攻防が展開され、最終試合の決着後には思わず会場から感嘆の声が漏れるほどだった。

 

対戦中のソーシャルディスタンスの確保や飛沫感染防止用フィルムの設置など、最大限の感染防止対策を施しながら行われている「WGP2020日本選手権」。その中でも相手のカードを触らないことが推奨され、カードをシャッフルする際に山札を積む順番を指定するなど新しいプレイングについても選手はスムーズに対応していた。

 

また各大会上位入賞者のデッキレシピは、各TCGの公式サイトや8月にリリースされたデッキ管理ツール「DECK LOG」などで公開予定とのこと。

地区大会はこの後も9月12日(土)に仙台大会（青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県の代表選手が参加）をはじめ、10月24日(土)の大阪大会（大阪府・兵庫県・和歌山県の代表選手が参加）まで2カ月に渡って熱戦が繰り広げられる予定。また9月からは「WGP2020日本選手権」のほかにもヴァイスシュヴァルツとReバースで「タイトルカップ Autumn」の予選が全国の店舗でスタートするなど、リアル大会への機運が高まりつつある。リアル大会の開催をはじめとした、これからのTCG界の動きにも要注目だ。


 
「WGP2020日本選手権」公式サイト
https://bushiroad.com/wgp2020

「タイトルカップ Autumn」公式サイト
https://ws-tcg.com/events/titlecup2020/
https://rebirth-fy.com/tcac2020/
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