任天堂、C&R社にゲーム実況動画の制作を許諾 MCN「The Online Creators」所属のクリエイターらが対象に

クリーク&リバー社<4763>は、本日(8月19日)、任天堂<7974>と任天堂が著作権を有するゲーム著作物の利用に関する包括的許諾契約を8月1日付で締結したことを発表した。

同社は、2013年7月に日本初のMCN(マルチチャンネルネットワーク)として「The Online Creators(OC)」をスタートし、YouTubeを中心に活動する動画クリエイターをサポートしている。今回の両社の合意により、今後、OCに所属する動画クリエイター(OC提携法人所属の動画クリエイター含む)は、任天堂がWebサイトで公表する「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に従って、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等の共有サイトへの投稿(実況を含む)および指定のシステムにおける収益化が可能となった。

同ガイドラインは個人を対象としているが、別途契約を締結した法人に限り、法人に所属する投稿者が所属する法人の業務として行う投稿であっても、同ガイドラインに従って任天堂のゲーム著作物を利用した投稿を行うことが許諾される。2020年8月1日時点で、同契約はC&R社を含め7社の法人が締結している。

C&R社は今後、OCに所属する動画クリエイターの新たな視聴者の獲得とファンとの繋がりの強化を目的に、任天堂のゲーム著作物を利用したゲーム実況動画の企画・制作・配信・収益化を積極的にサポートする。また、任天堂のゲーム著作物の公正な保護と適切な利用を促進するとともに、動画を制作する法人や個人が、安心してゲーム実況動画を制作・投稿し、収益化できる環境を構築していく。

▼契約締結日
2020年8月1日(土)

▼対象
・MCN「The Online Creators(OC)」に所属する動画クリエイター
・OCと提携する企業に所属する動画クリエイター

▼内容
任天堂がWebサイトで公表する「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に従って、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等を制作し、YouTubeやTwitter、ニコニコ動画等の動画共有サイトへ投稿(実況含む)できる。また、YouTubeの「YouTubeパートナープログラム」やTwitterの「Amplify Publisher Program」、ニコニコ動画/生放送の「クリエイター奨励プログラム」および「ニコニコチャンネル」など、任天堂が指定するシステムにおける収益化が可能となった。

▼任天堂「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」詳細
https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html

 
株式会社クリーク・アンド・リバー社
http://www.cri.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社クリーク・アンド・リバー社
設立
1990年3月
代表者
代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
決算期
2月
直近業績
売上高441億2100万円、営業利益39億5600万円、経常利益40億200万円、最終利益28億9900万円(2023年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4763
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る