adjust、「iOS14対応モバイルアプリ収益化完全ガイド」を発表 iOS14のユーザープライバシーの変更に対応する方法を解説


adjust(アジャスト)は、「iOS14対応モバイルアプリ収益化完全ガイド」を発表した。

本ガイドでは、iOS14のユーザープライバシーの変更に対応する方法を解説している。iOS14の新たなフレームワークが広告エコシステムの将来にどう影響するかについて掘り下げ、キャンペーンに大きなインパクトを与えるユーザー同意のメカニズムから新たな収益化戦略まで、考慮しておきたい重要点を5つのステップにまとめている。

Appleは「WWDC 2020(世界開発者会議)」で、最新のiPhoneオペレーティングシステム、iOS14が9月にリリースされることを発表した。このOSにはいくつかの新しいプライバシー機能が追加されている。その中でAppleが提示したアトリビューションと広告効果測定のための2つのオプションは、AppTrackingTransparencyフレームワーク(ATT)とSKAdNetworkとなる。

ATTは、ユーザーの同意後IDFAにアクセスする。アプリがどんなデータを収集してどのように使用するかをユーザーに説明した後、そのデータへのアクセス権限を要求するもの。これによりユーザープライバシーが強化されると同時に、アプリパブリッシャーはビジネス上の意思決定のための実用的なデータを取得できる。Adjustは、このフレームワークに焦点を当てて、ルールに準拠したツールを作成することが最善の方法だと考えているという。

一方、SKAdNetworkは、ユーザーレベルのデータが利用できない別のアプローチとしてAppleが2018年に導入したもので、iOS上の広告キャンペーンにおけるアトリビューションを受け取るための方法の一つとなる。

SKAdNetworkには課題があり、きめの細かいユーザーレベルのデータが提供されなかったり、イベントとの紐付けやリアルタイムでデータ取得ができなかったりと、ターゲティング広告に大きな影響を与える。また、SKAdNetworkはディープリンクを行う機能を持たず、ダウンロード以外をアトリビュートしない。アドフラウド防止に関して言えば、広告を削減することで被害を抑えることぐらいしか対処法が存在しない。

この完全ガイドでは、ユーザープライバシーの変更に伴い発生する課題の原因と影響を詳しく解説し、iOS14のリリースに向けて今できる対策を5つのポイントから解説する。

この完全ガイドで学べること:
・iOS14がユーザー獲得と収益化戦略に与える影響、およびその影響を軽減するための方法
・IDFAのオプトイン率を高めるための効果的な同意メカニズムの構築方法
・今回の変更がBIスタックに与える影響、 および実施するべきシナリオ分析
・iOS14以降、Adjustがクライアントをサポートする方法

▼「iOS14対応モバイルアプリ収益化完全ガイド」
https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/ios-14-guide

 
adjust株式会社
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会社情報

会社名
adjust株式会社
設立
2012年4月
代表者
ポール H. ミュラー( 共同創業者兼CEO)、佐々 直紀(日本カントリーマネージャー)
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